Hier, c'était l'anniversaire de mon chat.2012/12/02 01:43:32

ウチの猫が生まれたのは、たぶん11月の下旬なんだが、くれた人にもわからないのでキリのいい12月1日にしちゃおうということになったのだ。

「というようなことでもいいんですかね」
「かまいませんよ、大きくずれてなければ、別に」

「猫もらったので健康診断してください」と獣医に連れていき、登録して診察券をつくってもらった際のドクターとの会話。

猫が我が家にきたのが2月初めだったので、生まれて2か月くらい。とってもとっても小さかったのだが、昨日で7歳になった。7歳というのは、健康に配慮の必要になる区切りの年である。餌などの区分も「0〜1歳」「1〜6歳」「7歳以上向け」が多い。でも近頃飼い猫はご長寿で、行きつけの獣医院には20歳、22歳、25歳なんて猫がざらにきている。化け猫である、文字どおり。だからきっと市販フードももっと様変わりするであろう。勤務先のごく近所にペットショップがあるが、すでに餌のラインナップはすごい。健康志向、ナチュラル志向がすごい。いつかドラッグストアで離乳食のラインナップに驚いたことがあるが、そんな私の記憶を(当たり前だが)はるかに凌駕する多彩さだ。

ウチでは毎年、首輪をプレゼントしている。最初につけた首輪が赤かったせいか、赤の似合う印象のある愛猫。したがっておのずと赤系のヴァリエーションが続いていたが、近年、異なる色にもチャレンジしようということで去年の誕生日には、手づくり市で見つけた浅葱色の古い帯地でリメイクされた和風な矢絣柄の首輪をプレゼント。それを一年間つけていたが、ぼろぼろになった(笑)。今年は、どれにしようかとさんざん悩んだ挙げ句、ひとつに絞りきれないで、黄色いのと、やはり王道に戻って赤いのと二つ、ペット用品のPEPPYでショッピング。

今日は、それぞれの首輪を身につけて記念写真を撮りたかったのに。そんなのどーでもいい彼女は首輪を取り替えさせてはくれたけど、あとは丸まって知らん顔。
しかたないねえ、寒いしね。テーブル下で、ホットカーペットに寝そべってばかりいるウインターシーズンの我が愛猫。
首輪が変わったというのに「見て見て素敵でしょ」と披露するでもなし、筋金入りの不愛想は年々筋金が太くなっているようだ。飼い主に似たのか?

愛猫の誕生日だというのに、私は仕事だったのだが、さらに悪いことには取材相手にドタキャンされ無駄足を踏んだ。
得意先の担当者(背が高い!)に連れられて、集合場所に到着すると先方のつなぎ役が申し訳ないですホントに、を何回も繰り返して担当者を見上げて「朝イチに御社に電話したんですけどどなたもいらっしゃらなくて……」
まあな。今日は土曜日だからな、休日だからな。って、休日なんだからケータイ教えとけよ担当者!
「ああ僕ケータイの番号渡していなかったんですか……」
って今気づいてどーすんだっ 縮こまってんじゃねーよっ
チョーマジムカツク、とひと昔前のコギャル用語をアタマの中で反芻しながら、担当者の横から私は満面のスマイルでつなぎ役女史に向かい:

「ご事情があってのことでしょうから、どうか気に病まれないようにお伝えください。それより、やはりどうしても紙面構成上必要ですのでお話をうかがいたいです。なんとかお時間つくっていただけないでしょうか。ワタクシ、いつでもどのような場所にでも参上いたしますので。そうお伝えいただいて、ご調整くださると本当に嬉しいのですけれども」

困惑・懇願・奉仕のスマイルをローテーションさせて澱みなくセリフを吐き、相手から快諾を得る。
あたしって、愛想いいよね?
営業用やん、それ。ってみなさんのお声が矢のように飛んでくる(笑)
そうね、ウチの愛猫も、ご飯ねだるときだけチョー愛想よしでチャーミング。やはり飼い主に似たのね。
よかよか。そうでなくてなんで生きていけますでしょうか。

7歳おめでとう、リーちゃん♪