三羽の白鳥2010/01/08 23:14:05

3月の発表会では、「白鳥の湖」全幕を演ります。あ、バレエ教室の話です。で、今回の役どころは「三羽の白鳥」。それ、どんなんですか? 訊かれると思いました。これざます。↓

http://www.youtube.com/watch?v=ftv7hb25jIs&feature=related

同じ曲で、四羽のヴァージョンもあるざます。

http://www.youtube.com/watch?v=56RICXtJTow&feature=related

ずいぶん違うもんですね。娘が通う教室でも年によって、またメンバーによって三羽、四羽、二羽といろいろなヴァージョンで踊らせています。前回「白鳥の湖」全幕を演ったのは3年前ですが、そのときもこのパートは三羽でしたね。ですので、娘は目下、前回時のVTRを見てうなっております。上のユーチューブの三羽はボリショイバレエの舞台ですからまるでレベルが違うざます。違うんですけど、もっと平易な振付で踊るんですけど、それでも娘たちにとってはかなり難易度の高い振りのようです。音に追いつかないし、三人の動きが合わないよーと、毎回やはりうなっております(笑)。たしかに、上の動画見ても、音楽のわりに非常に忙しい振付やん、んで微妙に合うてへんやん、と思いますねえ(笑)

明日、その発表会のプログラムのための撮影会でして、撮影用の白鳥の衣装を持ち帰りました。
なんとまあ、これが白鳥かいと思うほど、黄ばんでしわくちゃ(笑)。使い込んでいると言えば聞こえはいいですが……。アイロンかけてくださいね、なんていわれましたけど、こんな大事なもんにアイロンがけなんて、チュールレースに触れたら溶けるやん、ちょっと油断したら黄ばみが茶ばみになるやん、と恐々です。でも、ま、いまそれをなんとか終えたとこです。

白のチュチュですから、最も出番の多い基本型衣装というんでしょうか、赤やら緑やらいろんな色の飾りをつけたらしき跡が、糸くずという形で残っておりまして、いろいろな役を担ってきた衣装なのだなということがわかります。
昔、オペラ座の舞台裏を撮った『エトワール』という映画の試写を観たことがありましたが、なぜか衣装係のマダムの姿が瞼に焼きついています。衣装の管理は私の仕事、ダンサーは衣装に触らないで! と毅然と言い放ったシーンがあったんですよ、たしか。……もうおぼろげですけどね。
つまりダンサーは衣装を着て、脱ぐだけなんです。サイズの調整やメンテ、各ダンサーへの割り当てや使用後の片づけや手入れは担当者の仕事。

ウチのお嬢さんたら、どうなんだろうね。そんなプロ意識の高い人たちのいる環境でダンサーとして生きていきたいと本当に思ってるんだろうか。毎日言うこと変わって困りますよ、たく。この春から中学3年生〜♪なんですが(笑)