この夏の新作2007/07/14 18:03:11

こんどはなんなんだよ、とかいわないように。
スイカだっ(笑)

コンビニで100円で買った小玉スイカの種が芽を出して、あっという間に大きな葉を伸ばした。あれよあれよというまにチョビヒゲみたいな蔓を出し、並べて置いてある苺草(実のなる苺じゃなくて、苺の形に似た花が咲く草)の苗や椿の葉に絡みつこうとするので慌てて、棒を立てたり紐を張ったり。といってる間に次々と、小学生の頃ヘチマの観察で見た黄色い花のちっちゃいヴァージョンが咲いていく。これらのどっちかが雄花でどっちかが雌花なんだ。と、区別もつかないうちに次々とそれらの花はしぼんでいく。しぼんだ花のうち、花床がプクッとふくらんでいるのが見つかり、おおおっこれだこれが雌花だこの「プクッ」がスイカになるのだあああっと大感激していたらその「プクッ」はそれ以上プックリとはならずに2、3日後、くしゅりっと黒くしぼんでしまう。よよよと嘆き悲しむ間もなく次々とまた茎は伸び葉とチョビヒゲが出て、また幾つも花が咲き、どっちが雄花だどっちが雌花だといってるうちに花はしぼみ、「プクッ」は登場するも、おおおといってる間にまたくしゅり。「人工受粉させたらええねん」。一昨年学校でツルレイシを結実させた娘がえらそうにのたまう。どっちが雄花でどっちが雌花かわかるのか、君は。「忘れた」。だと思った。もういい。お母さんは自然の偉大な力を信じるよ。「プクッ」おおおっ。くしゅりっ……「プクッ」おおおっ。くしゅりっ……「プクッ」おおおっ。くしゅりっ……というのを何度繰り返しただろうか、ある朝、前日見た「プクッ」が気のせいか少し大きくなって見える。むむむ、もしや。過度な期待はしないでおこう。翌日、さらに大きくなった。むむむ、もしや。翌々日。直径が薬指の爪くらいになった。むむむむむ、これはもしかして夢にまで見た「プックリ」か!

大きくなりはじめると早いそうである。人間の子どもみたいだ。
写真の実は親指の第一関節分くらいある。スイカの模様がちゃんとついている。どこまで大きくなれば収穫期なのか、知らないんだけど。