朝から晩までジャイケルマクソン(笑)2009/07/05 16:38:56

葬儀の日時と会場が決まったりして、お兄ちゃんが記者会見したり、ジャネットの談話が報道されたりして、やっぱマジでマイケルは死んじゃったのかあと、影武者説(「説」ってゆーなってか)を唱える私は誰もそのようなことをいわないのでちょっぴり面白くないのである。

永遠の名作「スリラー」のプロモビデオを最後に、私はマイケルに興味をなくしたので、そのあとのBADやデンジャラスなんつうアルバムの楽曲を——もちろん巷では鳴りまくっていたので耳に憶えはあるし懐かしさ半分ではあるけど——けっこう新鮮な気持ちで聴いている。三つ年下の同僚はBADのツアーで来日したマイケルのコンサートに行ったといった。ふうん。私は駆け出しの社会人で、仕事に必死、同時に残業後にキタやミナミのライヴハウスでインディーなというのかマイナーなというのか、あまり出どころのわからないミュージシャンを聴きにいくのに必死だった(マイケルだけでなくメジャーシーンにまったく関心をなくしていたのだった)。その同僚は、BADのアルバムのなんとかって曲は今聴いても素敵、などという。たしかに、聞こえてくる歌がどれなのかはわからないけれど、古くささは感じない。今どれを聴いてもマイケルの歌声だとわかるし、プロモ映像の画面も何となく想像がつく。不良少年や衣装を揃えたダンサーをバックに引き連れて集団でしゃきしゃき踊っている図だ(笑)。マイケルは声域が高いというのだろうか、バラードを歌うと女の子の声みたいに透明感があってうっとりさせられたものだ。Heal the worldなんかが出た当時、あの作為的なビデオは好きじゃないがほんとに歌声には悔しいけど惚れぼれした。
しかしやはりマイケルのプロモビデオはビリージーンがいっとうお気に入りである。不思議な人物Billie Jeanに扮したマイケルは透明人間にはなっても集団で踊ったりしていないのである。ピンクのシャツに彼の黒い肌がとても似合って、白い靴下に黒い靴でつま先立ちするのも、可愛くてかっちょよかったのである。

毎朝フランスのラジオRFIを聴いてるけど、ちょうど朝食〜娘がウチを出る時間に、必ずマイケルジャクソンコーナーが設けられていて(笑。もちろん、亡くなってからです)、3〜4曲かかって、ニュースを挟んでまた3〜4曲かかる。さあ踊ろうぜぃマアイケルジャクソオンだぜえいえーいみたいなノリである(笑)。向こうは真夜中だからなあ……。マイケルジャクソンの声、覚えちゃったよとは娘の弁(笑)。必ずビリージーンが2回くらいかかるのが嬉しかったりする。(余談だが今朝のこのコーナーの最後の曲はHeal the worldで、さあ彼氏彼女としっとり踊ろーぜ、みんないい夜を!なんてMCが入っていたけど、うーん……苦笑)
で、私は出勤するとPCを立ち上げ、最初に現れるポータルサイトのニュース欄に必ずマイケルネタが現れる(遺族が司法解剖を希望とか、秘密の恋人の存在とか、前妻親権を主張とか)のでそれを無視できずクリックすると関連ページのリストが出て、そこにオールタイムマイケルジャクソンなんつう項目があって、アクセスすると勝手にマイケルの楽曲をシャッフルして次々流してくれる。私のPCの小さなスピーカーから、こうしてほぼ一日中マイケルの歌声が流れる。帰宅すると、娘がクラスメートの噂をする。マイケルジャクソンのDVD買ってもらったんだって。なんでまた? ムーンウォーク覚えたいんだって。ははは。動く歩道みたいなんだって? 動く歩道って……阪急梅田駅じゃあるまいしアンタ。とよくわかっていない娘のためにムーンウォークの画像を検索してみせる私。彼女は一度見ればそれでいいのだが、ムーンウォークはビリージーンのステージアクションなので私はまたこれをリピートして聴いてしまうのである。
かくして朝から晩までマイケルジャクソン状態。いつまで続くやら。

コメント

_ 儚い預言者 ― 2009/07/06 16:59:38

 おっ ハニー
 ウイアーザワールド
 プロダクトビデオを観ているとそのときのスター達が
 おもいっきし自分をさらけ出しつつ、共演の喜びと
 趣旨である世界の貧しき子供の救援に燃えている姿が
 今でもその意味を奏でているのではないでしょうか。
 でもマイケルとレイ・チャールズは別格でしたね。
 
 病んでいる世界を癒すのは、現代の今に住んでいる私たちに課せられた義務であり、その生き方に喜びを感じる姿が、代々に続く本当の人間の愛なのでしょう。

_ midi ― 2009/07/06 21:32:03

we are the children♪
懐かしいですねえ(笑)
今この時期に80年代初頭の流行歌を思い出すことになるとは思ってもみませんでした。私はほとんど四半世紀のあいだ、マイケルはおろか、あの頃夢中になった数々のミュージシャンを、ごくごく一部を除いてこれっぽっちも思い出さなかったんですが、マイケルが命懸けで私を自分の全盛時に引き寄せたんですねえ。しみじみ。
マドンナのボーダーラインとか、好きでしたよー

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