I wish your happy new year!2010/12/31 22:38:09

大雪である。こんなにタイミングよく大晦日にドカ雪が降るなんて、私はたぶん経験がない。明日も雪だそうなので、生まれて初めて銀世界の元旦を見ることになる。犬は喜び庭駆け回り♪じゃないけど、猫好きながら性癖はほとんど犬に近い我が娘は雪が降っていると聞くや表に飛び出しわーいわーいと飛び回る。でもさ、都会の中途半端な雪はろくなことがない。とくに我が街では一年に一度か二度あるかないかの雪の日だから、住民も行政も誰ひとり雪に慣れていないのである。雪が降り積もれば黙々と雪かきをすることが慣わしになっている街や、雪が降れば温水が道路から流れて融かし流すように整備されている街とは違って、雪は降っても積もっても融けても放置されるのみであるので、神社仏閣や御所や庭園、北山杉や東山連峰の雪化粧は美しいけれど、まちなかの雪はただただ踏みつぶされて汚く黒ずんでドロドロがちがちになって「ちっ」と舌打ちされるだけの悲しい半固形物と化するだけなのである。今夜、紅白歌合戦を娘が見終わったら「をけら詣り」に出かける予定なのだが、雪道を歩くような靴、もってないし、歩き慣れてないし、八坂神社で転倒するんじゃないかとどんくさい中年オバハンの私は今からとっても不安なのである。今、嵐が歌っている。2010年は嵐ばっかり見たような気がする。それもこれも、受験勉強のさなか、娘が嵐が司会の番組だけは欠かさず見ていたからに他ならない。嵐はデビューしてずいぶん経つらしいが、松本潤という子がときどき娘が見ていたドラマに出ていたのを知っているだけで、グループとして成立していたなんて知らなかったのである。何にしても、テレビを全然見ないジャニーズどころかアイドル事情にはまるで疎い……という私が、嵐の活躍を認識しているのだからよほど彼らの露出は今年多かったというべきであろう。もうひとつ、数日前のバレエ教室のクリスマスパーティーで娘たちのクラスは少女時代とかいう女の子グループのGeeという歌でダンスを披露したらしいのだが、驚いたのは少女時代をはじめ韓国のアイドルグループがそんなにも日本の青少年に浸透しているのか、ということである。娘の話だと、他にもいくつも日本進出しているグループはあって、友達はみんなCDもってたりiPodにダウンロードしてたりで非常にK-Popに精通しているという。もっと驚いたのは、娘の次のひと言である。「お母さん、J-PopのJって、ジャパンのJやったんやなあ、初めて知った」「なんやと思てたんよ」「なんかもっと難しい単語かなって」「ほんで、なんでジャパンのJってわかったん」「K-Popってみんなゆうたはるし、少女時代とかカラとかのこと」「K-PopのKは何よ」「韓国の〈か〉やろ」…………(=_=;)…………どんまい! 負けるな私! こんなさなぎだけど、きっと奇跡は起こる! 必ずどっかの高校合格してくれる! と、大晦日にアイドル考察とか娘の行く末悲嘆とか、そんなつもりは全然なくて、ただただ、今年も一年間ありがとうございましたと言いたかっただけなのである。こんなブログにお立ち寄りくださる寛大なお心に感謝し、こんな調子だけどうだうだ綴っていきますから来年もまたいらしてくださいね。ふと思い出したんだけど、こないだ友達とツイッターの話になった。日々疲れてるあたしはあんなものがあってもつまんねーとか腹減ったーとかあいつないわ、終わってるーとか、ろくでもないことばかりつぶやきそうだと言って笑ってたんだけど、そもそもtwitterってさえずるって意味なんだね。英語の辞書引いて初めて知ったよ。だから小鳥がキャラクターになったりしてるんだね。なのに、よく耳にするツイッタ―の話題って中傷だったりチクりだったり言った言わないの揚げ足取りだったり。もっとさえずろうよ。仏語で「さえずる」は「歌う」と同じ単語だよ。ぴいちくぱあちくららららら。ツイッタ―愛用者にはつぶやくんじゃなくて、さえずってほしいもんである。そんなこんなで、へし折られそうになる心をブログの読者に何度救われたかわからない。私が思いをぶちまけるときは140字では終わらないので、何を書くときもここで書きますから、来年も変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。みなさんの2011年に幸あれ。Je vous souhaite une très bonne année!