7h41: Trois ouvriers de Fukushima irradiés2011/03/24 19:30:32

よく「安全神話が崩れた」という表現が使われるが、「神話」なわけだから安全なんて嘘っぱちだと承知だったわけじゃないのか。東電に対する「絶対安全だって言ったじゃないか」という抗議は、実際に東電の人から「この原発は絶対安全ですからね大丈夫」といわれながら被災した人のみが使える言葉であって、遠くから眺めていただけの人間にはそんなこと言い募る資格はない。原発が安全ではないことは「理屈だけ」であろうと「漠然と」であろうと知っていたはずであり、もし事故が起こったら大変なことになるということもある程度予測していたが、その事故によって自分に厄災が降りかかるとは考えていなかった、なぜならそれは地方の沿岸部にあるもので、都会の私たちには直接関係ないから、真剣に検討する対象ではなかったのである。
今、東京の水道水が安全でなくなり、現実に被曝した人たちが出るに及んで、ようやく都会人が覚醒しつつある。もう、原発は止めよう。本気でそう決めなくてはならない。原発をやめてしまうことに躊躇していた国々が、福島第一原発のありさまを見て、再建や再稼動を中止したり、廃炉を決めたりし始めている。
福島第一原発がおとなしくなるまで手当は欠かせないかもしれないが、国も東電もまだ「修理して使いたいんだよね」という気持ちを持っているように見えてしかたない。結論がどう転ぶにしろ、危険な作業が続くことには違いないのだろう。今必死で働いている人たちの無事を祈るしかないが、それでも、「原子力発電の恐ろしさがよくわかりました、だから今後順番に廃炉していきます」という姿勢を見せるのと見せないのとではずいぶん違うと思うんだけど。

あっちこっちで、公の発表には現れない議論がなされている。
偉そうなことを言う私も、まるで判断能力はないけれど、一読に値すると思われるページを貼っておく。
http://takedanet.com/
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html


こっちは、「フランスではガイガーカウンターがいまだかつてないほどの売れ行き」というリベラシオンの記事。原発大国だからな。
http://www.liberation.fr/terre/01012327272-en-france-les-compteurs-geiger-s-arrachent


テレビは見ないがインターネットのニュース配信は見る。
http://www.ustream.tv/channel/nhk-world-tv?lang=ja_JP

(関係ないが、最近娘が「何でもネット上にあるねんな」ということを知ってしまい、見逃した《くだらない》ドラマや友達の間で評判の《どうでもいい》映像を、暇なのをいいことにずっと見ている。これまでせいぜいミュージシャンのPVやバレエの舞台映像程度だったのに……。だがこれでテレビがなくなっても大して不自由はないことに気づいたであろう。我が家ではニッポン全国地デジ化の機会にテレビの視聴を止めるつもりだから)


だが、何よりも、せっかく命拾いしながら避難所や仮設診療所で死んでいく人が後を絶たないことが悲しくやるせなく、何をさておいても被災地避難民の救援救護にすべての力を注ぎたい。水も食糧も物資もまず被災地に送られなくてはならない。今日命ある人が明日も朝を迎えられますように!
http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_-_new_fears_as_the_trage.html
http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_hopes_fade_for_finding_m.html
http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_one_week_later.html


だが飲む水のない都会の子どもたちの状況も深刻だ。
海外からはまず水をもらおう。水ください。エヴィアンでなくていいの。水道水でいいから。

私はといえば、少しだけ「お岩状態」を脱している。目薬が効いているのか、ちょろちょろ降った雨のせいか。今日はよい天気で花粉も飛び放題だった。久々にしんどいが、まず今シーズンの山のひとつ目を越えたのかなという気がしている。アイメイク再開の日でしたの巻。