Si on a encore le temps...2011/05/01 17:53:57

NHKのBS「世界のドキュメンタリー」でチェルノブイリ事故25年特集をやる。何週か続くようなので、視られる環境にある人には視てほしい。

http://www.nhk.or.jp/wdoc/yotei/index.html?week=20110509

その続きには四川大地震のこともやるんだね。
ぜひこちらの写真家さんのサイトも覗いてください。

http://www.shihofukada.com/

左下のINDEXに触れると目次が現れるので、チャイナ・アースクウェイクをクリック。

いつの時代もどこの土地でも、何か重大なことが起こったときに犠牲になるのは子どもたちだ。中国政府もまさかそんな大地震が来るなんて思ってなかっただろうが、まったく耐震を考慮せずに学校が建設されてたなんて、なんでよりによって学校なんだって、普通の人間は思うんだけど、子どもをアリンコ程度にしか考えていない(だって、子どもだから。いまんとこ納税者じゃないし。死んだらまた産みゃあいいんだし。って程度の認識の)人たちが国を司っているとこういうことになる。誤解を恐れずに言えば、高齢者よりも子どもを大事にする仕組みが整ってなくちゃ国は滅ぶ。子どもを大事にったって過保護のかほちゃんになっちまったらダメなんだけど、どうもごく一部の勘違い層はかほちゃん化していて、そうでない一部は高齢者にばかりパワーとマネーをつぎ込んでいて、二の次三の次、果てはないがしろにされるのが子どもたちである。

年間20ミリシーベルトまでオッケー?
初めてその文言を目にしたとき20マイクロの間違いじゃないのかと目を疑った。でもそうじゃなかった。
どういうことなんだよ、ねえねえ、武田先生なんとか言ってくださいよ(なんて言わなくても武田先生は連日爆言中だが)、と恐怖に脳みそがシェイクしそうだったが、そしたらなんとかいうお名前のナオトカンのご意見番が辞任した。泣きながら。

かっちょわるー! ナオトカン&his friends!

私は日本の総理大臣に聡明さとか敏腕とかリーダーシップを求めたことはかつて一度もない。私が物心ついてからそうした総理大臣は皆無だった。若干頭の良さそうな方はおられたが、その方とて任期半ばで急死なさったので職務全うできなかった。憎らしいけど仕事できるやんと思われたおっさんは足許すくわれてコケたし。颯爽と現れては、途中で嫌になって辞めたり、実は町内会長みたく回り持ちでその座に座ったけど何もできない人だったとバレてスゴスゴ退陣とか、そんなのばかりだったから、総理大臣というのは仕事しないヤツが座るもんだと思ったし、国民が選ぶことができない以上、町内会隣組長程度の、あの人らがええと思て決めはったんやさかいほっとこ、くらいにしか思えない、と言っても罪はないだろう。だが、そんなスカタンでも外へ出て行く。国家元首としてよその国の人と会う。私は選挙権を得た頃から海外旅行を楽しむことを覚えたが、痛感したのは、アホでもいいからかっこいいヤツに首相であってほしいということだった。アホやけどスーツの着こなしが決まってる。なんもできひんけど演説させたら声がいい。そういう人に外交の現場とか首脳会談とか外遊とか行ってほしい。切にそう思った。よその国の国家元首は、当の国民はどう思っているかはしらないけど、イカして見えたのだった。
もちろん、そのように「アホやけど見た目かっこいい」首相すらいた試しはない。ないが、せめて本人はアホでもまわりがなんとかしてかっこよく見繕ってやれよ。なのに、いつだってどんな政権だって、日本の首相&his friendsはサイテーである。

今日、日曜日だった。書評欄を見ていると、
『まだ、まにあうのなら―私の書いたいちばん長い手紙』が紹介されていた。甘蔗珠恵子さんの、まるで今日を予言したような手紙。

でも、間に合わなかったよ。間に合わなかった。
10年後、20年後、確実に今回浴びた放射線がもとで病に冒される人が出てくる。そしてそれは、その時期になっても、たとえ研究が進んでいるとしても、医学上の因果関係が立証されることはけっしてないだろう。「甲状腺がんや白血病の罹患率はたしかに増えているが原発事故との因果関係があるとまでは言えない。したがって原告の訴えを棄却する」。目に浮かぶさ、そんな法廷がさ。
人の生死は統計で示されるが、個々の人にとって確率など意味をなさない。がんに冒される割合は1000人に5人だろう、「だから心配ありませんよ」なのか、「由々しき事態だ」なのか、どう思いますか。
確率が1万分の1であろうと、その恐れがあるのならその芽は確実に摘み取らねばならない。福島の子どもたちを、将来子どもを産む女児、女性たちを、お願いだから助けてください。

コメント

_ 儚い預言者 ― 2011/05/02 17:49:56

はーい、姫。いつもは五月連休ブログお休みなのに、内容はやはり喫緊ですね。私もミリとマイクロを勘違いしてた。3倍じゃなくて、3桁違うということは、3年足らずの線量をたった1日で浴びるということ。確かに人類は放射能に対して抵抗力があるが、それは長い歴史に於いて言える訳で、この今、何でも吸収し、成長する子供の短期的な時期と比べるとは。一日でも早く逃れた方が良い。大人は逆に恐れ戦かず、冷静に土地他の洗浄に取り組んで欲しい。
原発は妄想の域に達した。逆に妄想から降りて現実化したと言ってもよいか。どちらにしても、人間の制御範囲をとうに超えている。それは隠すことでしか出来ないことを、公けに使用するという、全くもって間違ったやり方を、当然のようにするには、最初から隠蔽ということ当然の帰結である。

本当に原発には愛を送りましょう。人間の業を引き受けている原発こそ、被爆者と共に最大の犠牲を払っている。

_ よっぱ ― 2011/05/03 16:08:59

僕の方もブログを更新しました。
そして、僕の方の中身もチェルノブイリ関連になりました。


宮城も沿岸部はまだまだひどい状況ですが、福島は三重苦(地震・津波・原発)に風評などどれほど苦しまなければいけないのか…

子供たちには健康なまま大人になって欲しい。
切に願います。

官邸からの守秘義務云々というニュースも出ています。
自分が判断したことを(それも自分の良心に照らし合わせて皆に公開しなければならないと)話せないという守秘義務ってなんじゃい!

「我々に都合の悪いことを言っちゃいけません」=「守秘義務」であるのなら、某国と変わらないじゃん

_ midi ― 2011/05/07 10:32:51

自宅のパソコンももっともっとパーソナルな持ち物であるはずのケータイも娘の所有物と化しつつある今日この頃(笑)
自分の自由な時間って6時間につき10秒くらい(笑)しかなくて、ほったらかしでごめんなさいね。

いろいろ迷走だのなんだのって言われているけど、国民が、何事も、人任せ国任せ、よそ事扱いせず、真剣に考えるには政府がアホなほうがいいよね。
今回、誰がどのポストでなにを言おうとやろうと、必ず紛糾したはず。しなければ嘘だよね。

考えよう考えよう。もっと考えよう。

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