顧客のお招きに与り、花菖蒲を愛でる会というようなものに参加した。あやめ、しょうぶ、かきつばた。みなさん、区別つきますか?
花菖蒲。美しいこと。私たちのまちには花の名所がいやっつーほどあるけれど、四季折々にきちんとそれらを見たことなんか、全然ない私。ちょっと反省。
花菖蒲のあとには龍安寺を参拝。ここも、いつ来ても観光客と修学旅行生で満杯だから、遠方からの友人知人に請われて案内する機会がなければ、とんと足が向かないのである。ホントに久しぶりの龍安寺。ええわ。よいわ。
新緑が目に痛いほどまぶしく美しくてね。
ケータイのカメラじゃ再現できてないんですけどね。
我が家にあるショボイ鉢植えの数々を見てさえ思うのだけれど、植物の生命力の、粘り強さってすごいわね。毎年毎年気候は同じじゃないし、思いもよらぬほどいきなり冷え込んだり、雨が続いたり、逆に降るべきときに照り続けたり、そんな辛い年もあるのに、巡る季節に身をゆだねて、また芽吹くときには芽吹き、咲くときがきたら咲き、花のあとには実を着けて。
それが使命だとおもっているんだね。
人の生も、そういうふうにシンプルであればいいと、無責任に思うことがある。
共時性の躊躇いに心騒ぐ。未来と過去の今出会い、包む愛に開示する。愛の住み処の扉へと。玉響の時に永遠のいのち、祈りして。