September rain ― 2013/09/09 18:18:40
とそんなんゆーてたら、晴れた。
ひさびさに、朝干した洗濯物を夕方娘が取り入れてくれた今日という清々しい日。
8月のある日、ブルーベリーを収穫しましたのよ。

でも、合計7粒。上出来か?

ゆーとくけどさ。
めっさめさ……うまい!!!!!!
おいしいーーーーーほんまえ、ほんまにおいしいねんで。
来年からもっとたわわに実ってくれるのだろうか。実ってくれー
公私ごっちゃまぜで超多忙をきわめた8月だったが。
休日返上で取材先回りをしなくてはならなかったある日の午後。四条通から祇園界隈、八坂さんの向こう、高台寺御膝下あたりまで歩いてきてふとまた四条通へ戻り、路ゆく人々の幸せそうな様子を見て、なんかわけなく癒された気分になってて、ついでに郷愁がこみあげてきて、若い頃入り浸った喫茶店の扉をひさびさに押した。
喫茶ソワレ。



私たちは何を話していたんだろう。グループで制作するビデオ作品のことで集まった日もあったし、ゼミの宴会の演出の相談をしたこともあったし、単なる待ち合わせの場としても、私はソワレが好きでよくソワレを使った。コーヒー1杯飲んだら場所を移すつもりでいたのにソワレで声をひそめて議論していると声の抑制とは裏腹に話の内容はエスカレートして終わりが見えなくなり、いつのまにか、音のない店内に私たちの声だけが響いていた、といったこともしばしばだった。あの頃はそんなにも話すことがあったんだ。時間も友情も永遠だった。けっしてなくなることのない、空気や水に次いで重要で当たり前にそこに在るものだった。生きていくために不可欠な、だけど若さゆえに特別な努力をしなくても手にすることのできるもの、それが時間と友情だった。まちの姿も私たちの姿も話題も(笑)変わったというのに、ソワレがこんなにも変わらないなんて、新鮮だった。学生時代の友達と会えば、親の介護と看取りの話か子育てに金のかかる話か体がいうこときかなくなった話か店をいつ畳むかといった話がぐるぐるめぐる。私たちは明らかに年をとった。でもソワレは、そんな私を、姿を変えないまま受け容れ居心地よく感じさせてくれている。奇跡。
勘定書きを持ってレジへ行くと、カウンターの向こう側の奥まったところから、すっかり白髪になった主人が座ったままおおきにおおきにありがとうございますといって、座ったまま腕を伸ばしてつり銭をくれた。
雨上がりの御苑。洗われた緑が瑞々しかったのだけれど……。写真じゃよくわからないね。


雨続きで一気に気温の下がった京都だけど、晴れるとやっぱし暑おます。
コメント
_ よっぱ ― 2013/09/13 11:14:26
_ midi ― 2013/09/13 19:51:39
今朝の天気予報では「日中の気温は大阪32度、神戸33度、京都34度、昨日に続き厳しい残暑の一日となりそうです」なんていっててさ。だいたい天気予報の言う気温のプラス2度くらいが日中のまちなかのアスファルト路上の温度だね。
でももう今(夜7時45分)は30度に下がって涼しいです。玄関から奥まで開けっ放しの室内に、夜風が通ります。
しつこい暑さはしんどいですが、暑さなんかよりずっとしんどいことだらけで、不愉快きわまりありませんわっ(笑)
よっぱさん、血糖値はどうですか。
ウチの母は少し安定していますぞよ。
こちら方面にいらっしゃるときは予告くださいね。
ご自愛ください。