ヘッドスパ2009/11/29 21:49:21

先々週は3日続けて仕事で午前様になってしまった。
これでもいちおう母親だから、いつもはいくら遅くても10時半までには帰るように心がけているのである。
なのに予告ナシの突発的諸事情によりそのような事態を迎えてしまった。途中で止めて土日に回してもいいものもあったけど、何が何でもこの3連休は「自他ともに」「正真正銘の」「3連休」にしたかったので、「お母さん、早く帰ってきて理科教えてー」と携帯を鳴らす娘を「お母さん、理科には役立たずって知ってるやろっ(ホントよ)」と突き放し、とにかく、山の資料を捌いて上司とクライアントを黙らせることに没頭したのであった。

おかげで、家の中の、何か月も掃除していなかったエリアの掃除をしたり、山積みになっている古雑誌や新聞や、書架に入らず平積みになっている本を片づけたり、去年の冬に中断してしまった編み物を再開したり、することができたのである。

しかし、老化による体力低下はいかんともしがたいのである。
3連休あっても、積もる疲れはとれないのである。
先週は、長期にわたって蓄積された疲れはともかくも、やはり午前様3連チャンの疲れのせいでアタマの切れが悪くて捗らない。

冴えてればチャンチャンと片付くものも、だらだらと片付かない。

いかん。

アタマが悲鳴をあげている。
アタマを救え。レスキュー・ザ・アタマだ!

なので今日、ヘッドスパを予約した! じゃーん
行きつけの美容院で昨年から始めたサービスだが、予算も時間もなくて試してみることもできなかった。最近来たDMが目に入っていきなり思い立ち、「何時でもいいですから疲労回復60分コースよろしく!」と電話する。

カットをお願いしているのは同世代の店長で、去年「世良さんみたいにして」というオーダーをして以来、やたらと共有したアイドルやミュージシャンの思い出話に花が咲く。
今日は「THIS IS IT、観ましたか?」(笑)ときた。近所の映画館ではもう上映、終わってしまった。観たいな、観ようかな、どうしよう、よっしゃ観にいこう、と思ったら終わってたよ、というお客さんがいらっしゃったもんで、と笑う店長。スリラーまでのマイケルしか好きじゃなかったし、と、さんざんこのブログに書いた話をする。

カットが済んで個室へ移動。お目にかかったことのないスタッフさん。ヘッドスパの専門スタッフさんのようである。

あらかじめ「問診票」のようなものに「マッサージの強さ」とか「香りの好み」などを記入し、備考欄に「頭痛肩凝り疲れ目を何とかしたい」と書いておいた。
マッサージは強めをリクエストした。

靴を脱ぎ、椅子に腰掛け、ひざ掛けをかけてもらう。
ふくらはぎから下に、脚用の血行促進電動マッサージ機器をとりつけられる。
その機械がズンズンと心地よくふくらはぎをマッサージし始める。
それとともに首筋から肩にかけてのマッサージが始まる。
効く。効き過ぎかも。
痛い(笑)。
もろ、ツボにきゅーううううっという感じである。
次に、アロマオイルで頭皮マッサージ。「頭皮、凝ってますね」「へ?」
頭皮も「凝る」という言い方をするのか?
「張ってるといいますか……パンパンですね」
などとおっしゃりながら、頭部のあちこちのツボを押してくださるのだが。

効くぅうううう。痛いよーおおおおん
でも、施術師さんが指の力を抜く時に、その痛みがすーっと抜ける、その瞬間が快感すぎる。やばいかも(笑)
いたたたたたひゅううううううきもちいいいーーー

頭皮マッサージのあとはハーブミストを浴びながらアロマシャンプー。
この辺になるともう意識は朦朧としていて気持ちよかったかどうかを覚えていない(笑)
トリートメントの段階で、ヒジから下のハンドマッサージ。
両手首腱鞘炎もちとしては、このハンドマッサージもかなりやばかった(笑)
イタ気持ちイイの絶頂。昏睡状態。

親友の小百合と数年前に話したことがある。お互いに休む間もなく働き続けていて(小百合はイタ飯屋の女将をしている)、休みたいという気持ちはすごくあるけど生来の貧乏性が災いして、わずかな余暇でさえ「あ、ここでボーっとしている場合ではない」という思考に負けて投げ出してしまう、そういう日々を送っていた。
「エステのリラクゼーション60分コースへ行け。さもなくば家族を殺す、とか脅迫してくれないかな、誰か。だったら行くよね。そしたら休めるよね」
そんなことをいって力なく笑ったものだった。

ああ、でもごめん小百合。ヘッドスパ、行っちゃったよ。誰にも、娘や母の命どころか、猫やカエルや金魚やタニシの命すら、脅迫のネタにされてはいないけど。

ヘッドスパの施術師さんは、月イチでマッサージされたほうがいいですよ、とおっしゃったが、当方それはかなわぬ身である。でも、半年に一度くらいなら行けるかな。
普段からマッサージするつもりでシャンプーしてください、とも。そうだね。頭皮も皮膚だもんね。みなさん、ゴシゴシこするんじゃなくて、アタマをもみほぐすように、毎日シャンプーしてくださいね。