Tu va bien? Comment il est, le temps de là-bas... il fait beau? Ici, il pleut il pleut il pleut sans cesse...2011/06/18 11:57:08

真面目にコメントしたり、またお返事しようとすると、どうしても長くなりますね。
普段は超短文でコピー書いてんだけど、仕事離れるとどうも文章がコンパクトにならなくてダメだね(笑)
なので、新たにエントリーしました。

私、ブログの場合あまり「推敲」(←よく使ったねえこの言葉。笑)とかしないで書き散らしているので、もしも私の文章から「関西ではもう福島はダメだということになっている」と思われたのなら関西の名誉のために(笑)訂正します。誰もそんなこと思っていません。私の情報源は主に購読している地元紙の朝夕刊とインターネットだけですが、地元紙はわりとバランスよく報道する新聞(逆に言うと主張に特徴がないということ)ですから普通に読んでいたらあまり頭の中は偏らずにすむはず。

(ついでに申し上げると、地域の事情で世間一般に先行して共同アナログアンテナが撤去されちゃったので、5月から、もうテレビ全然映らないのだ。ま、もとより私は例外を除いて全然視聴していなかったし、母も娘も「テレビなしライフ」に慣れるため番組を厳選していたので、動揺は少なかった。今はとても生活が平穏です。さらについでに申しますと、朝昼のワイドショーや夜のニュース系番組などは、それこそ全然視聴する習慣がなかったので、3月11日直後こそ報道番組(だらけだったし)は視ましたが、テレビの番組編成が落ち着いてからは全然。批判や擁護の対象になっている識者やコメンテーターの類いがどこの誰のことだかもわかんない)

地元紙では、被災地の現状も原発さんのごきげんも、どこどこの校庭の放射線量,どこどこの農産物の検査結果などなど、わりときめ細かく、数値も併せて報道してます。
その報道内容をいちいち疑ってかかる人は、読者の中にそうはいないと思います、関西では。それは、信用しているというよりは、関東・東北、あるいは東海に比べれば被災地や原発への関心が低いからといったほうがいいでしょうね。また、いくら問題意識を強く持ち、高い関心を寄せていても、現地へ赴かずにこっちで普段どおり暮らしている人間が、気分で震災や放射能漏れのことを口にするのは憚られる、そういう気持ちは誰もが持っているように思います。
大手の全国紙を読んでいる人はまた違うかもしれません。

私も別に誰かが何かを隠蔽してるとか画策しているとか、思ったことありません。政府も経産省も保安院も東電もそんなにアタマの回る人たちじゃない、アマチュアで甘ちゃんだよね、という思いはおさかさんと同じです。

新聞を読んでいると、被災地の生活が相変わらず苦しいことや、それでも次の段階に向けて活動を始めている人のこと、子どもたちの健康を心配する親たちの声も、個人個人に取材してレポートしたりしています。まあ、新聞社もあの手この手で面白い紙面にしないといけないから工夫と苦労の跡が見て取れます、連日。親を亡くした高校生が、助けにきてくれたレスキューの人たちの活躍を見て、消防士になってレスキュー隊員になると語っていたいつかの記事は、泣きました。うう。阪神の時も同じような話があったなあ。

子どもを守らないといけない、ということはけっして魔法の言葉などではなく、日本人のみならず世界中の大人が最優先で肝に銘じなくてはいけないことだと思います。ただそのベクトルは個人によって違うしね。子どもを守ろうと思った時にどう言葉で表現するかも人によって違う。
私は、当事者でない分、どんなふうにでも振る舞えます。子どもを守れえええと叫ぶように書いても、そうでなくごく淡白に述べても、それで誰かを扇動しているわけではないし、また煽られてそうしているわけでもありません。
究極の選択を迫られた時にどっちに立つだろうかと考えたらやはり脱原発に立つだろうな私は、と自覚してはいます。発想がそこに在るので、そのあとの思考のみちすじも分かれてくるんでしょうね。

原発と放射線医学とは同じ土俵で論じられないと考えています。数年前,微粒子学会に張りついて一般向けの成果発表パンフの制作をしていたとき、重粒子線治療研究をしている研究者たちに会いました。放射線を人体に有用な役立つものと捉えてその利用研究と開発にいそしむ立場と、原子力発電所建設の際に有害な放射能が漏れないように設計し、万が一の時の対策を準備する、という立場は、世間話はできても議論にはならないと思います。
今,高度先進医療が身近なものになりつつあるので、放射能,放射線,放射性などと聞くと即有害だと断じてしまうような「風評」は消さないとね。だからって、私はその違いを説明するほど勉強していませんが。


娘が出てからものすごいどしゃ降りの雨でしたが、すぐ止みました。おかげで洗濯機を3回、回せたよ。それにしても毎日よく降るね。

コメント

_ おさか ― 2011/06/18 15:41:15

本当にすみませんね、たまにコメントすると長文で(汗)。

このあいだのコメントはmidiさん宛というより、記事に取り上げた方に対するものです。ぶっちゃけ、T教授とK准教授、この二人の発言や文章をなぜmidiさんが取り上げるのか、全然わからないんです。

「子供を守る」という当然すぎる言葉を、責任の及ばない位置から適当に言うのと、知識やデータに裏打ちされた的確で具体的な対策を提案し実行する立場から言うのとでは、同じ言葉でも、天と地ほどの差があります。
私はこの二人が、後者だとはとても思えません。

福島の子供たち、これからずっと何年も健康観察して貰えるみたいですね。やっと少しずつ「子供を守る」方向に動いてきたようで喜ばしいです。
「子供を守る」のは過激な活動ではなく、冷静で地道な、息の長い活動だと思っています。

あ、私ももちろん脱原発派ですよ。緩やかな、がつきますが。

_ midi ― 2011/06/19 02:53:12

おさかさん、たびたびありがとうね。

なぜ取り上げるのかわからない、との問いに答えるとすれば、反応してほしいからです。おさかさんのように直接コメントで異議を唱えてくださってもいいし、当該の発言のあるサイトへいってもらってもいいし、単に、ケシカランまたはドーカンダという感想をもつだけでもいい。引用イコール私の考えではないので、賛同を求めてはいません。読んだ本の紹介をする時と同じ。感動した本も、下らなかった本も、こんなもん本にするなと思ったようなものでも、取り上げます。ほかにもいっぱい読んでいるにもかかわらず、それらを出すのは反応しやすいんじゃないかと思うから。引用もほぼ同じです。武田さんも小出さんも、よく訪ねる別のサイトやブログを経由して名前を知った人たちです。ほかにもそういうパターンはたくさんあります。引用するかどうかを決める基準もありません。ただ正確か、とか、適切か、とかを基準にして引用してはいないです。だって、何が正確で適切かを判断する立場でもないし、そんな能力もないし。

_ 儚い預言者 ― 2011/06/21 13:46:25

影響がどうか分かりませんが、私の体験を。おさかさんとこにも書きましたが、昔地下核実験が盛んで、中国のそれが、日本に来て雨になって降ってくる。(これは確かなものではありません) そのとき小さかった私はそれも知らず外で遊び、雨にも降られ、家に帰ったら母が血相変えて、私の体を何回も洗った。
それから20年後、結婚して子供ができないので、精子を調べてみたところ、普通の3分の1の密度しかないことが分かった。二回ほど流したが、男の子一人できました。
これが勿論放射能雨の影響であるというのは、余りにも因果の関係を取り繕いにくい。しかし何故かそう思うのです・
これが多分放射能という目に見えないことの、影響力を正確に測れないことの、心理的社会的恐怖を煽る原因でしょう。

しかし、いま精子の数密度が少なくなっているようです。これが放射能の影響であるかは分かりませんが、わたしにとってはそう思わざるを得ない。
まあ農薬とか、排ガスとか、他複合汚染の影響でしょうけれど。
放射能はかなりの正確さで精子に影響があると思います。

_ midi ― 2011/06/21 19:57:03

預言者さま

こんばんは。ちょっとご無沙汰でしたね。

……そうですか……私は考えも及びませんでしたが、今不妊の原因はほとんど男性側にあると、取材した産科病院の医師が言ってました。居住(または出身)地域別に統計を取ると見えてくるものがあるかもしれませんね。
私は、がん患者の増加も核の影響があると思えてなりません。長寿社会となってたいていの病気が治療、またはつきあい続けることが可能になり、年齢層によってはがんが死因のトップにきています。一方、早期発見できて取り除ければ、がんも治る病気です。だけど、その原因は不明ですよね。微量の放射性物質の蓄積が遠因のひとつといえなくもないと思います。
そして預言者さまがおっしゃるように、複合汚染によるのでしょうね。

自然(再生可能)エネルギーがもてはやされていますが、あのエオリア(扇風機みたいなやつ)も、すごく低周波音を出すという話で、それで賛成しない人が多いらしいですね。私は単に偽善めいて見えるので嫌いなんだけど。あんなでかいカザグルマ、いくら奨励されても住宅地に建つことはないでしょうけど、それでも周囲の生物への影響は大きいんでしょうね。カザグルマはヤシチだけでいいさ(水戸黄門)

人間のつくるもんって、何もかも害悪なのね(しゅん)。

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