Penser et réfléchir. Ce sont seuls ce que je puisse faire.2014/12/17 23:57:14

相変わらず購読しているメールマガジン「チェチェンニュース」から抜粋、一部改行等編集して転載。

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差出人: チェチェンニュース編集室 mag2 0000093520 <mailmag@mag2.com>
件名: チェチェンニュース#443 最近の銃撃戦とグローズヌイ
日時: 2014年12月7日 6:09:43 JST

チェチェンニュース(転送・転載・引用歓迎)

12月4日に、チェチェンの首都グローズヌイで、ゲリラと治安部隊の戦闘がありました。日本語の報道でも流れていたので、知っている方も多いかと思います。10月にも大規模な爆破事件があり、不穏な情勢は続いています。
これらの件についてはそれ以上の情報はありませんが、最近チェチェン人から直接聞きとったインタビューをお伝えします。事件の背景や、今のグローズヌイの雰囲気が少しでも伝わるといいのですが。ご一読ください。(大富亮)

(中略)

■最近のグローズヌイ

チェチェンとヨーロッパを行き来している、ビジネスマンのチェチェン人、Dさんに話を聞きました。ちょっと尻切れトンボになってしまいましたが、情報として紹介します。

チェチェンニュース(以下CN):10月5日にも、グローズヌイで爆破事件があって警察官5人が死亡しましたが?

Dさん(以下D):その時、たまたまグローズヌイにいました。大きな爆発音が聞こえたけど、「男が外に出たら危ない、すぐ拉致される」と言われて、家の中にずっといました。
 カディロフ首長の誕生日で、いろいろな有名人を呼んでイベントをやっていました。クリミアから政治家も来ていましたね。その最中の自爆攻撃だから、カディロフはかなり恥をかかされたわけですが、「祭りは祭りだ」とか言って、続けました。その後花火の打ち上げもあったみたいだけど、さすがに警官も殺されているのに、それはないだろうと、警察関係の人たちは怒ってましたね。

CN:チェチェンでのビジネスの可能性はありますか?

D:チェチェンと今の国の間でビジネスができないかと、いつも考えながら行くんですが、人は消されたりするし、とても生活できないから難民化して出ていくし、政府の腐敗はひどい、とてもこれじゃ仕事になりそうにありません。今は、ただ家族や親戚の顔を見に行っているだけです。
 外からチェチェンに出入りしている僕みたいな人間は、いつもマークされてます。比較的カネも持っているし、カディロフにとって危険人物ではないかどうかが気になるんです。反抗しそうだったら、カネを取り上げたり、殺したりします。

CN:「イスラム国」にチェチェン人がいることが時々話題になりますが……

D:ヒゲを生やしたり、ヒジャーブを被っているだけで、イスラム過激派とみなされて逮捕されます。こんなひどい状態だから、人がどんどんトルコとかヨーロッパに逃げています。シリアでイスラム国(IS)に入っているチェチェン人は1,500人くらいいるとか。この人たちはほとんどヨーロッパ経由ですね。イスラム国の上の方の人たちが言っていることは正しいような気がするけど、実際に下の方の人がやっていることを見ると、ちょっとどう言っていいのか……。
 どちらにしても、シリアのチェチェン人たちからのビデオも結構ネット経由でチェチェンでも流通しているし、カディロフとしては、そういうところで訓練したチェチェン人がチェチェンに帰ってきて、反抗することを真剣に恐れているようです。

CN:最近、気になったことは?

D:今回、すごく面白いと思った話なんですが、リズワンなんとかさんという歴史家が、『チェチェン史』という本を書いて、出版したそうです。その本には、今のチェチェンのことも書いてあって、「今、巨額のお金をかけてスキー場などのリゾート施設や、グラウンド、音楽ホールが作られているが、この投資の本当の目的は、チェチェンのためではなく、全部揃った頃にチェチェン人を追い出して、ユダヤ人に入植させるためだ」という意味のことが書いてあったみたいなんです。
(中略)
 どちらにしても、この話は「いかにもありそう!」という感じでチェチェン人に受け止められてますよ。ユダヤ人? 昔はいましたよ。ドゥダーエフが政権を取る前は、グローズヌイの街にユダヤ人の町もあって、それが今のグローズヌイ・シティのすぐ近くです。このやり方、巧妙だと思いませんか? カディロフみたいな、バカなチェチェン人にたっぷりカネをやって、内戦で社会をめちゃくちゃにして、チェチェン人を追い出しながらも、その国自体は住みよいように改良する。時期をみて乗っ取る……。

CN:そういう公共事業もカディロフがらみですか。

D:もちろん。カディロフは相変わらずひどいですよ。ものすごいカネを持ってる。モスクワからくる復興資金の40%は、そのままモスクワに戻っていくんだけど、そこからリベートを取っていて、自分では何のビジネスも出来ないけど、金はたまる一方です。
 チェチェン中で働く人の給料からピンはねをしていて、自分の基金に入れさせます。カネをね、ルーブルとかドルじゃなくて、「トン」単位で計算して取引してる。それをドバイに空輸して、預金する。これもロシア政府が黙認しています。何にも使い道がないので、カディロフの取り巻きたちはフランスのニースに
行って超高級外車だとか、クルーザーを乗り回して遊んでます。
 チェチェンでは、カディロフツィ(カディロフ一派)が道を走るときには、何時間も前から道が塞がれています。本当に人の命が軽いから、カディロフツィの車に道を譲らなかったり、万が一かすったりしたら、すぐ銃で撃たれます。

(中略)

CN:虐待の情報はありますか?

D:拉致されると、ひどい虐待に遭います。家族を目の前でレイプすると脅されることも多いし、卑猥な言葉を浴びせられて屈服させられることを、チェチェン人は何より嫌うんです。ある知り合いは「もう何もかも嫌だ」と言って、ジャケットの下に銃を隠して歩いていました。自殺用? 違います。チェチェン人は自殺だけは絶対にしません。街でカディロフツィとトラブルになったら、それを乱射して、できるだけ相手を殺してから、自分も撃たれるつもりなんですよ。
 グローズヌイで、知り合いの2人兄弟が、家の前でちょっとカディロフツィとトラブルを起こしただけで車のトランクに押し込められて、行方不明になってしまったんです。3,4日してから、また家の前で放り出されているのが見つかったんですが、その時には大ケガをしていました。

(後略)

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チェチェンを追ってもう何年も経つ。敬愛していたアンナを殺されて、信じていい情報が何もないように感じられた時期もあったが、このメールマガジンのように、今なおチェチェンをウォッチングして伝えてくれる媒体がある。チェチェン人として誇り高く生きようとしている人びとを支援する動きは絶えない。頭が下がる。

それはそれとして、今回のDさんの談話を読んでいて、たいへん近しいものを感じたのだが……これはとてもよくない兆候だな?

私は、チェチェンでの出来事はなかなか日本人には理解しがたいものであり、ロシアという大国の底知れない不気味な力の、氷山の一角ほども実感できない現状では日本人が何をわーわー騒いでも何の力にもならないだろうと思っていたし、今でも思う。だから、アンナの本に書いてあること以上の情報を探し求めようとも思わなかった。
ふつうの人びと、町や、村で、働いて給料を得ている労働者、その家族、子どもたち、乳飲み子を抱える母親、息子や娘の世話になって余生を送る老人たち、そういう人たちが困窮して難民化し四方八方の国々へ逃げている。故郷ではもはやふつうには生きていけないのだ。いきさつはどうあれ、ふつうの人びとがそんな目に遭っているという事実だけでじゅうぶんだった。大国の利害が絡んでいるとか、スパイが暗躍しているとか、それはそうだとしても、傷つき、困窮しているのはふつうの人びとなのだ。
マララさんじゃないけど、子どもには学校が必要だ、学びの場所、子どもどうしが接触しともに育つ場所としての学校が。だからチェチェン支援活動の中でも、子どもたちの学びを支援している団体に協力するというかたちで、チェチェンとチェチェン人を見つめてきたのだった。インターネットを介して見たチェチェンのあどけない子どもたちは、無事でいればもうとっくに成人して、理不尽な場所に生をうけたことを呪っているかもしれないが、それでも顔を上げて希望を失わず、地球上のどこかに生きる甲斐を見いだして、地に足つけて生き延びているに違いない。

……と、このようなことは、地球の反対側で起こっている辛く悲しい出来事で、私たちにはなかなか、直接寄与することはできないし、また自分のこととして実感を持って見聞きし、語ることは難しいと思っていた。

だがDさんのいう「バカなカディロフ」を「アホなアベシンゾー」と置き換えたら、一気に、日本の近未来を語るインタビューに変身した。
アホなアベシンゾー政権は、まさに米国の傀儡政権なのだと言ってしまったら、話はとてもわかりやすくなる。
日本は米国に従属している、とか、日本は米国の植民地状態だ、という言いかたは、形式上はそうではないことになっている以上、ある種の人びとには腑に落ちない表現に違いない。でも、傀儡政権なら、簡単だ。辞書に載ってる意味のとおり。
そう、要は傀儡政権なのよ。今、アホのアベシンゾーが傀儡政権を始めたわけじゃない。第二次大戦後、日本はずっと米国の傀儡政権だった。でもそうじゃない振りをしてきたし、表向きはそうじゃないように振る舞うことを、米国も、日本にある意味一目置いて認めていたんだけれど、数年前から傀儡政権であることを恥だともなんとも思わない世代がボケナスジミントーに台頭してきて、いままさに傀儡政権万歳と言い兼ねない史上最低のドアホウが政権に居座っている。とそういうことである。

チェチェンの惨状は、日本の未来を映している。
バカをいいなさい、そんな、チェチェンのような小国と一緒にしてはいけないよ、日本がこんなことになるわけはないよ。だなんて、断言できるのか、この国の良心ある市民は?

「こんなこと」にならないように、できることはある。

思考し、熟考することだ。真剣に。

Il y a 12 ans à Moscou...2014/11/12 08:42:21

今日テレビで放映される番組についてのお知らせです。

《番組名 ザ!世界仰天ニュース
 有名事件スペシャル
 900人が人質 モスクワ劇場占拠事件

 日本テレビ 11月12日(水)夜9時~9時54分放送
http://www.ntv.co.jp/gyoten/yokoku/index.html

 2002年10月23日、ロシアの首都モスクワの劇場で起こったテロ事件。
 この日、ミュージカルを見に来ていた900人以上の観客を人質にとり、自爆覚悟のテロリスト42人がロシア政府に要求したのは、故郷「チェチェン」からロシア軍を撤退させる事。要求をのまないロシア政府に苛立ちを覚える犯人。次々起こる予想もしない事態に焦る政府。
 4日間に及ぶ抗争の末、事件は誰もが予想しなかった衝撃の結末を迎える!!

 ゲスト: アジアン 大島優子 テツandトモ 羽鳥慎一 元木大介(50音順)》

(以上、下記メルマガより引用)
※メルマガは昨日の配信なので、文中では「あす12日」と記載されていますが、今日です。

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差出人: チェチェンニュース編集室 mag2 0000093520 <mailmag@mag2.com>
件名: チェチェンニュース#442 モスクワ劇場占拠事件についての補足
日時: 2014年11月11日 4:00:18 JSTチェチェンニュース

(転送・転載・引用歓迎)

■モスクワ劇場占拠事件とその後──番組の補足として

●真実はいまだに闇の中に
最近、もう一度劇場占拠事件のことを調べてみた。
12日の番組にあわせてお読みいただければと思う。

事件が起こったのは
ほぼ12年前の、2002年10月23日だった。
モスクワのドブロフカ劇場を、チェチェン人ゲリラ41人が、912人の人質を取って占拠し、
「ロシア軍のチェチェンからの撤退」
を要求した。しかし26日にロシア治安部隊が劇場に毒ガスを注入して制圧し、人質130人が死亡、ゲリラの41人も全員が射殺された。

これが公式発表だ。

最終的に犯人たちは要求を譲歩し、
「チェチェンの一部行政区画からの撤退」
でもかまわないと表明したのだが、その直後に治安部隊が突入した。
治安部隊が使用した毒ガスの詳細は、いまだに明らかにされていない。
2011年に、ヨーロッパ人権裁判所は遺族たちの訴えを認め、制圧のために毒ガスを使用しながら、解毒剤を用意しなかったロシア政府に対して、賠償金総額約1700億円を遺族に支払うよう命令した。

犯人たちがその場で全員射殺されたため、かれらの動機や、劇場の中での出来事を知る手がかりも失われた。
この事件の真実はなお、闇の中だ。

●行方をくらましたゲリラたちはどこへ?
実は公式発表に反して、事故現場からは4人前後のゲリラが脱出したと言われている。
そのうちの一人は、後にジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤの前に現れ、なんとロシア政府職員の職員証を見せた。テロリストは、ロシア政府が雇っていたのか?
http://chechennews.org/archives/20030508cn.htm

2011年には、脱出したゲリラをめぐって、事件の再捜査も行われた。
http://www.themoscowtimes.com/news/article/lawyer-theater-hostage-crisis-probe-reopened/430991.html
(結果は、どうなったのだろうか……)

また、占拠犯のモフサル・バラーエフの一家は、実はチェチェンでも有名なロシア連邦保安局(FSB)の協力者だったことが暴露されている。(『ロシア闇の戦争』リトヴィネンコ著、光文社)
モフサルの伯父・アルビは、チェチェンでの大量誘拐事件の犯人の一人であり、実はFSBの通行証を持って、どこにでも堂々と移動することができた。
また、FSBが資金作りのためにやっていた偽ドル札の工場がチェチェンにあり、それを実際に動かしていたのもアルビ・バラーエフだった。
なぜチェチェンにあったかというと、最終的にチェチェン人に罪をなすりつけたいからだ。
このように、事件の首謀者自身がが、実はロシアの手先だった可能性さえある。
こういった謀略的な背景は、事件直後から指摘されてきた。
http://chechennews.org/archives/20021026pokov.htm

●彼らは、なぜ劇場を占拠したか
いずれにしても、占拠犯たちが訴えた、
「チェチェンからロシア軍を撤退させろ」
という要求自体は、まともなものだし、自殺同然の覚悟でモフサルについてきた人々の真剣さは、想像にあまりある。チェチェンでは多くの人が、夫や妻、子どもを戦争で殺されてきたのだ。

この事件のことを知って、「ロシアも、チェチェンも怖いですね」というような感想に終わってしまっては、ただ単に人々の苦しみや死を、テレビのこちら側から消費することになってしまう気がする。

400年も前からロシアの侵略を受けてきたチェチェンと北コーカサス。そして、1995年からの二度の戦争。その文脈の上に、この事件がある。

この事件が本当に「仰天」なのは、単に大勢の人が死んだからではなく、こういった複雑な背景があり、敵味方さえわからない状況の中で、守られるべき市民が130人も──意味もなく──殺されてしまい、犯人たちもほとんど殺され、挑発者だけが脱出したのに逮捕もされず、いまだに真相が謎のままであることだと思う。

もしロシア政府自体が、この事件の黒幕だったとすれば……
この後に起こるベスラン学校占拠事件にも、私たちはまったく別の見方をすることになるだろう。

こうした深い闇が存在することを、少しでも視聴者の方々が感じてくださればと思う。

 あす12日に、地上波で次の番組が放送されます。
 チェチェンニュース編集室として、制作に協力しました。
 どうぞご覧ください。
 また、よろしければご感想をお寄せください。

 番組名 ザ!世界仰天ニュース
 有名事件スペシャル
 900人が人質 モスクワ劇場占拠事件

 日本テレビ 11月12日(水)夜9時~9時54分放送
http://www.ntv.co.jp/gyoten/yokoku/index.html

 2002年10月23日、ロシアの首都モスクワの劇場で起こったテロ事件。
 この日、ミュージカルを見に来ていた900人以上の観客を人質にとり、自爆覚悟のテロリスト42人がロシア政府に要求したのは、故郷「チェチェン」からロシア軍を撤退させる事。要求をのまないロシア政府に苛立ちを覚える犯人。次々起こる予想もしない事態に焦る政府。
 4日間に及ぶ抗争の末、事件は誰もが予想しなかった衝撃の結末を迎える!!
 ゲスト: アジアン 大島優子 テツandトモ 羽鳥慎一 元木大介(50音順)
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(引用終わり)
※一部改行、句読点を調整しました。

Sacré salaud Abe on t'aime pas!!!2014/08/21 16:19:16

あまりブログ更新していないけど毎日怒りまくっているんだよね。とにかくみんな、黙ってちゃだめなんだぜ!

以下転載です。いわゆる「コピペ」で申し訳ないけど(笑)よろしく!

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レイバーネット
〔8/24の締切まで5日〕秘密法廃止へ!パブコメを集中しよう!
http://www.labornetjp.org/news/2014/1408463927461staff01

東京の杉原浩司(秘密法反対ネット/秘密保護法を考える市民の会)です。
[転送・転載歓迎/重複失礼]

現在、稀代の悪法「秘密保護法」の12月までの施行に向けたパブリックコメントが行われています。8月24日(日)の締め切りまで、あと5日を切りました。

大変遅ればせながら、超悪法の施行中止と廃止を実現するために、一人でも多くの方がパブコメを提出されるよう呼びかけます。「秘密保護法」廃止へ!実行委員会からの呼びかけに加えて、後半に他の参考情報も付けています。

既に様々な団体、個人が参考例を紹介されています。ただ、あまり勉強し過ぎてタイミングを逃してしまうと元も子もありません。一人何通送っても構いませんので、まずは短いものから先行して送られるのもいいと思います。

私から一点だけ強調するとすれば、ぜひ、
★「パブコメをしっかり反映させるために、全ての意見を公開したうえで、情報保全諮問会議で複数回の公開の検討会議を行ってください」との意見も併せて送っていただくようにお願いします。

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【8月24日の締め切りまで、5日を切りました!】

<パブコメを集中し市民の声で秘密法廃止へ!>
 http://www.himituho.com/

◆国連からもレッドカード!
◆欠陥法はまず廃止、運用基準でごまかすな。
◆パブコメを集中し、市民の声で秘密法は廃止へ!

・動画「5分でわかるパブコメ入門」
(海渡雄一弁護士と矢崎暁子弁護士の対談形式の番組)
http://youtu.be/YUDesu8ceP4 ※広めてください!

・パブコメ原案 
http://bit.ly/1xKH7it

・テーマ別(原発、戦争、TPP、教育等)パブコメ参考例 
http://bit.ly/1tkfmwn

・簡単パブコメ事例 
http://bit.ly/1oWQkz1

・秘密保護法対策弁護団参考例 
海渡弁護士の参考例 http://nohimituho.exblog.jp/23187874/
平和運動 http://nohimituho.exblog.jp/23096486/
知る権利 http://nohimituho.exblog.jp/23146873/

・ハルペリン氏のパブコメ
http://bit.ly/1sRZKDr 

 「秘密保護法」の施行を中止させ、廃止に追い込むことができるかどうか、廃止に向けた運動は新たな段階に入りました。
 安倍政権は、7月24日から8月24日までの1ヵ月をかけて、秘密の指定・解除、適性評価などに関する運用基準、秘密指定できる機関を19行政機関にするなどの政令および施行令の素案に対するパブリックコメント(市民からの意見公募)を行っています。出された意見を集約し、情報保全諮問会議で検討したうえで、運用基準と政令、施行令を10月中にも閣議決定し、12月の施行に踏み出そうとしています。
 政府がパブコメを開始した7月24日、奇しくも国連の自由権規約委員会が日本の秘密保護法を批判する勧告を出しました。そもそも秘密保護法は市民の知る権利を侵害する、憲法21条、自由権規約19条違反の法律です。
この悪法の下では、市民が知るべき情報が特定秘密に指定されることは防げません。秘密保護法を前提にして、政令や運用基準で様々な「監視機関」を作ったり、内部通報制度を作っても、有効に機能するはずはありません。
 違憲な法律は、廃止するしかなく、私たちは、政令や運用基準の制定そのものに反対です。今回のパブコメに批判的意見を集中することで、運用基準などに留まることなく、法律そのものの問題点をあぶり出し、施行を中止させましょう。

◆パブコメは字数に制限はありません。長くても短くてもかまいません。
ただし、パブコメフォームに書く場合は1回2000字以内です。何回でも書くことができます。

◆パブコメは
・「特定秘密の保護に関する法律施行令(案)」
※秘密を指定する19の行政機関、特定秘密の表示の仕方などを規定
http://bit.ly/1rD6BA0 ※一番下に意見提出フォームあり

・「特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施に関し統一的な運用を図るための基準(案)」
※秘密の指定・解除、指定の満了・延長・解除、公務員・民間人の適性評価などの基準などについて規定
http://bit.ly/1z6pa0o ※一番下に意見提出フォームあり

・「内閣府本府組織令の一部を改正する政令(案)」
※独立公文書管理監(仮称)について規定
http://bit.ly/1pJUfl5 ※一番下に意見提出フォームあり

の三案について求められています。

この三案、すべてについて意見を書く必要はありません。一つでもかまいません。なお、意見はできるだけ「特定秘密の指定及びその解除並びに適性評価の実施に関し統一的な運用を図るための基準(案)」に集中してください。

◆意見の形式は http://bit.ly/1z6pa0o をクリックし、「パブリックコメント:意見募集中案件詳細」にアクセスし、そのなかの意見募集要領PDFを開いてください。

◆氏名、住所、連絡先は任意ですので、書かなくても問題ありません。

<パブコメ送付先>
◆電子政府の総合窓口(e-Gov)の意見提出フォーム
※上記パブコメ案件詳細ページの一番下にある★「意見提出フォーム」に記入して送信してください(1回2000字以内、何回でも可)。

◆メールアドレス
運用基準 unyoukijyun1407@cas.go.jp

◆FAXの場合
以下のFAX番号・宛先に送信して下さい。
→ 03‐3592‐2307
 内閣官房特定秘密保護法施行準備室「意見募集」係宛

◆郵送の場合(急いでください)
〒100-8968 東京都千代田区永田町1?6?1
内閣官房特定秘密保護法施行準備室「意見募集」係宛

【呼びかけ】「秘密保護法」廃止へ!実行委員会
http://www.himituho.com/

<よろしければご協力ください>
★「私のパブコメ」を送ってください!
http://bit.ly/1rkhxU7

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【こちらも参考に】

<パブコメのタネ>
特定秘密保護法の廃止にたくさんの声を!パブリック・コメントを出そう!
(秘密保護法を考える市民の会)
http://stophimitsu.cocolog-nifty.com/blog/files/pabukomenotane.pdf

あなたも意見を提出しませんか(日弁連のチラシ)
http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/activity/data/secret/public-comment.pdf

秘密保護法 運用基準・施行令に対するパブコメ案
(秘密保全法に反対する愛知の会)
http://nohimityu.exblog.jp/22443924/

特定秘密保護法関連のパブコメについて (7)私のパブコメ 
(瀬畑源さんのブログ「源清流清」)
http://h-sebata.blog.so-net.ne.jp/2014-08-15

<特定秘密保護法>意見公募 運用基準改善求め「知る権利」守ろう
(8月4日、毎日新聞)
http://mainichi.jp/journalism/listening/news/20140804org00m010005000c.html

(転載ここまで)
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生ぬるい言葉じゃなく、正直に怒りをぶつけて表現しよう。でも下品な物言いはダメ。アホボケスカポンタンクソ安倍なんかより、私たちのほうがよほど知性と品格を保っている。だから、毅然と抗議しようぜ。

Dishonest Abe2014/06/29 09:32:50

「嘘つきアベ」
(コピペしただけなので単語が分かれちゃってる箇所があるかもです。ごめんなさい)


http://www.foreignpolicy.com/articles/2014/06/24/dishonest_abe_article_nine_japan_constitution
(米国外交専門誌Foreign Policy最新号より)


Dishonest Abe

Why we should be worried about the Japanese prime minister's move to amend the constitution.

BY BRUCE ACKERMAN , TOKUJIN MATSUDAIRA JUNE 24, 2014

As Iraq disintegrates before the U.S. administration's eyes, it is ignoring news from Japan that is no less ominous. Without attracting much international attention, Prime Minister Shinzo Abe is attempting a constitutional coup: trying to repeal basic tenets of the constitution without obtaining the support of the Japanese people in a special referendum.

In the aftermath of World War II, Article Nine of Japan's new constitution "forever renounce[d] war as a sovereign right of the nation and the threat or use of force as a means of settling international disputes." Abe believes that the rise of China and the unpredictability of North Korea require military responses that the constitution renounced. It is up to him to convince the Japanese people that he's right -- but not by short-circuiting a referendum to achieve a radical change through unconstitutional means. If his coup is successful, it will establish a precedent that will permit the further destruction of the country's liberal democratic legacy.

Thus far, U.S. President Barack Obama has allowed Abe to embark on his mission without protest. But continued passivity will undercut the moral foundations of U.S. Asia policy for generations to come.

Over the past two years, Abe's Liberal Democratic Party (LDP) has won sweeping electoral victories on the basis of economic policies that have begun to lift Japan out of the doldrums -- raising business confidence to the highest levels since the global recession. But the constitution doesn't allow the prime minister to use the popularity he has gained from economic success to revolutionize fundamental values -- in this case, Japan's commitment to pacifism. Instead, the constitution requires a two-thirds majority in both houses before any amendment can be submitted to the voters. Only if a majority then approves at a referendum can the initiative become law. Yet Abe lacks the necessary parliamentary majorities -- the LDP, along with coalition partner New Komeito, controls a two-thirds majority in the lower house, but only 55 percent of the seats in the upper house. What is more, the electorate has turned decisively against his amendment campaign -- a June poll from the respected Kyodo News reports that 55 percent of the public oppose Abe's initiative, up from 48 percent in May.
Soon after Abe regained power in Dec. 2012, he launched a campaign to weaken the amendment procedure, so that only a simple majority in both houses would be required before going to the voters. But his strategy backfired: It estranged, rather than mobilized, popular support.

Abe then switched tactics, and began pursuing the same objective by more devious means. In the Japanese system, the Cabinet Legislation Bureau is the government office in charge of constitutional and statutory interpretation. It had long viewed Article Nine as banning even those military actions authorized as legitimate self-defense under the United Nations Charter. Since August, Abe has been pressuring lawyers at the bureau to revise this position. In May, he finally succeeded. The agency is now reinterpreting Article Nine to authorize a wide range of preemptive military actions in the name of collective self-defense. And now, without seeking a legislative mandate in support of this basic change, he is pressuring his Cabinet to accept it.

Abe's current proposal, presented in June, would authorize military force if "the country's existence, the lives of the people, their freedoms, and the right to seek happiness are feared to be profoundly threatened because of an armed attack on Japan or other countries." The last three words are significant, as they authorize Japan to use force in defense of the United States or other close allies. Such preemptive attacks -- including the authority to use the military to break embargos on oil or food so long as the "right to seek happiness" is endangered -- go far beyond the principles of self-defense authorized by Article 51 of the United Nations Charter, and erase Article Nine's emphatic renunciation of "the threat or use of force."

Despite the extreme nature of the proposed revisions, Abe seems to be overcoming his coalition partner's resistance. While New Komeito may eliminate some of the broader reinterpretations as a face-saving measure, it may go along with a constitutional revolution by unconstitutional means -- unless public opinion at home and abroad emphatically oppose the move.

There is more at stake than Article Nine. The 1947 constitution was written under U.S. occupation, and the imperial government accepted it without submitting it to voters in a referendum. Since then, it has never been amended. If the Abe government gained the two-thirds legislative majorities required for a popular referendum this would permit Japanese people of the 21st century to claim ownership over their constitutional destiny, and thereby consolidate the nation's standing as one of Asia's leading democracies.

In contrast, if Abe unilaterally modifies the constitution, and treats the referendum procedure with contempt, it would create a terrible precedent for further constitutional coups. For example, Article 97 of the constitution declares that "the fundamental human rights ... guaranteed to the people of Japan are fruits of the age-old struggle of man to be free; they ... are conferred upon this and future generations in trust, to be held for all time inviolate." But the LDP has already prepared a draft that eliminates this statement of principle. The draft also contains a provision restricting freedom of speech and association "for the purpose of harming the public interest and public order." Once Abe has evaded the requirements for constitutional amendment in the case of Article Nine, what is to stop him from undermining Japan's constitutional legacy through more acts of Orwellian "reinterpretation"?

During Obama's April trip to Japan, the two leaders held a joint press conference, where Abe announced that "wide-ranging security and defensive cooperation would be promoted."

But at what price? To eliminate false impressions left by the press conference, U.S. Ambassador to Japan Caroline Kennedy should state that the United States only supports military collaboration when it is in strict conformity with Article Nine. More fundamentally, the Obama administration should not prioritize seeking Japanese help in dealing with short-term provocations from other Asian powers. Instead, it is far more important to secure Japan's place as a mature democracy in the region. The alternative is unacceptable.

NO NUKE!2014/05/15 19:53:48

グリーンピースからのメールマガジンを転載する。

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差出人:  国際環境NGOグリーンピース
件名: 川内原発再稼働に関して緊急のお願い
日時: 2014年5月15日 19:30:03JST


いつもグリーンピースの活動を応援してくださり、ありがとうございます。
核/エネルギー担当の鈴木かずえです。

鹿児島県にある川内原発について、緊急にお願いしたいことがあります。

現在、鹿児島県の薩摩川内市にある、九州電力川内原発の再稼働審査が原子力規制委員会によって優先的に行われています。
昨年9月以来全国すべての原発は停止中ですが、この審査に合格すると、川内原発が全国初の再稼働に大きく近づいてしまいます。

審査合格に加えて再稼働に必要なのが「地元同意」。
「地元」とは、川内原発の場合、鹿児島県知事と薩摩川内市長。
残念ながら、お二人とも再稼働に前向きな姿勢が報道されています。


そこで、鹿児島で長年川内原発に反対されてきた地元のみなさんを中心に「避難計画を考える緊急署名の会」が立ち上がり、6月議会に向けて、隣接市町村であるいちき串木野市の全世帯13000戸を訪問して署名を集めています。
いちき串木野市長と市議会議長に対して、「九州電力と鹿児島県に再稼働しないよう申し入れること」を求める署名です。
とにかく人手が必要です。
ぜひご参加・ご協力をお願いできないでしょうか。

集合日時: 2014年5月10日(土)9:00~毎週土日(6月8日まで)
(平日可能な方は、現地事務所にお申し出ください)
集合場所: いちき串木野市署名の会 現地事務所
いちき串木野市住吉町134番地(市役所東隣/山側)

TEL:0996-32-9726

ご参加される場合は、現地事務所にお電話か反原発かごしまネットへメールinfo@nanpou.comでご連絡いただければありがたい、とのことです。

もちろん、鹿児島に行かなくてもできることもたくさんあります。

 ・再稼働審査をしている原子力規制委員会にはたらきかける
 ・地元グループを支援・拡散する
 ・メディアに「川内原発再稼働の問題点を報道して」とお願いや投書をする

具体的な連絡先などをブログで紹介しています。
http://www.greenpeace.org/japan/news/blog/staff/blog/49213/

7月にも再稼働か、と言われた川内原発が、市民の声で、今は9月頃か、と報道されています。
このまま止め続けることも不可能ではありません。

是非ご協力をお願いいたします。

鈴木かずえ
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というわけなので、6/8までの署名活動に参加・協力可能な方は
いちき串木野市署名の会 現地事務所へ連絡を!
電話:0996-32-9726
メール:info@nanpou.com

Et vous, vous pensez à quoi, Victor?2014/04/13 09:55:27

『ユリイカ 詩と批評』2013年10月号
特集 武田百合子 歩く、食べる、書く
青土社

ものすごく、久しぶりにウィングス京都ヘ行った。去年、アーサー・ビナートの講演を聴きに来て以来だろうか。公的イベントはしょっちゅうあり、市の仕事で取材に来たことも過去にはある。そのほかには、お気に入りのバンドがクリスマスライヴをしたことがあって、1500円払って聴きに来たっけ。そんなわけでふだんはまったく用事がない場所なんだが、しかし、けっこう使えるよ、という情報をくれたのは実は娘だった。予約の入っていないスペースを、自習室として開放してくれるらしい。知っている人がいるとつい喋ってしまう、パソコンがあるとついユーチューブを開けてしまう、お菓子があるとすぐ食べてしまう、の「やってはいけないことを全然守れないで」賞を受賞してばかりの娘には、恰好の勉強部屋だ。同じような「ビョーキ」の学生たちが、チラ、ホラときて、カリカリと、あるいはぼーっと(笑)勉強していくらしい。ウィングスの図書室では、ほかの公立図書館と同様、「学校の試験勉強のため」に机と椅子とを貸してはもらえないので、調べものは調べもので別途しなくてはならない。ウィングス京都の図書室は、学生が調べものをするほどには蔵書はない。フェミニズムや女性問題を扱うなら別だが。しかし、その分コンパクトで、探しやすく整理されていることに今回初めて気がついた。「図書室は、リニューアルしたんです」とカウンターの人の言。そうなんだ。以前は書架を覗こうともしなかったのでどんなだったかわからないし比べようもないけど、貸し出し制限が5冊というのも、つい借り過ぎて、貸し出し期間中本に没頭してほかに何もできなくなるという事態に陥りがちな私にはちょうどいい。

おすすめの本のラックに、10月号の「ユリイカ」が載っていた。
特集・武田百合子だって。
ユリイカなんて気が向いたときにしか手にとらないから、武田百合子を特集していたなんて、知らなかったよ。知っていて、先にこの特集を読んでいたら、前に言及した2冊のエッセイ集を、私は買っただろうか。買わなかった気がする(笑)。

いろいろな人が武田百合子について書いている。多くは『富士日記』について行を割いている。『日々雑記』についても、多い。そっか。ではいずれこの2冊も読むことにしよう。

このユリイカを借りて、武田百合子特集をひととおりぱらぱらめくったあと、いちばん気になったのは、実は巻頭にあった詩人・中村稔さんの「人生に関する断章」という連載だ。この号のタイトルは「ミュージカル『レ・ミゼラブル』について」。

たしか最近、米映画でリメイクが行われたよね、これ? あの『プラダという名の悪魔』という映画に出てた、メリル・ストリープにいじめられる女子新入社員役の口の大きな女優がファンテーヌを演じていた、と記憶している。映画としての評価はどうだったのか知らないけど、DVDレンタルで借りて、CGを駆使したつくりがつくりものっぽくて(いや、映画はつくりものなんだけどさ)、とってつけたようなパリ・コミューンのシーンも学芸会みたいで、ちょっとな、うーん、みんなよく歌って頑張っているけど(それはほんと)全体としてはいまひとつ、という感想を持ったのだったが。

中村稔さんは、あくまで舞台のミュージカル『レ・ミゼラブル』について言及なさっている。この舞台のたいへんなファンらしい。劇中に歌われる歌の歌詞(英語)を書き出し、訳詞を検討し(さすがは詩人)、と熱がこもっている。日本での初演は1980年代で、ファンテーヌは岩崎宏美、マリウスは野口五郎、コゼットは斉藤由貴、エポニーヌは島田歌穂だったそうだ。島田歌穂はこの役が当たってその後一気に大物女優に成長したとか。しかし、中村さんによれば島田以外の3人はとんでもないミスキャスト(笑)、ミュージカルというのは歌も演技も抜群に秀でていなければならないのに3人はいずれも一方にしか長がなく、それゆえに劇全体を貧相なものにしていた、と手厳しい。そうなのね(笑)。

ミュージカル『レ・ミゼラブル』はフランス製の映画にもなった。仏製ミュージカルではどんなふうに描かれているのだろう。いままでミュージカル『レ・ミゼラブル』にはまるで興味がなかったが、中村さんのように一ファンとして真剣にミュージカルを論じておられるのを読むと、むしょうに観たくなった。
だいたい、原作は物語とか小説というよりも「フランス史」と呼んでもいいほど、フランスの国家としての歴史のいちばんごちゃついた数十年間を舞台にしている。王制から共和政、また王政復古、そしてパリ・コミューンという激動の時代があって、さらには大戦を経て、そして今のフランス共和国があるのよと思って、原作は読まなくてもいいけどそういう時代背景をいちおう考えてそれぞれの登場人物を眺めなければ、面白みは半減すると思うのだ。

従姉の娘たちが本を読める年頃になった時、私は「世界文学全集」を1冊ずつ贈った。全部で20巻くらいあったと思うのだが、第1回配本が『ああ無情』だった。もちろんそれは、コンパクトな抄訳で、小学生に読めるように装幀の工夫されたものだったが、贈る前に、中身を読み返し、抄訳をまとめた人の苦労も考えず『あ、あの場面をはしょってる。よくないなあ」なんて勝手な感想をもったものだった。でも、これをきっかけに、『ああ無情』の完訳を読みたいと思ってくれたら嬉しい、というようなメッセージをつけて贈ったような覚えがある。よく言うよね(笑)。完訳全巻は、よほどのフランス好き、ユーゴ好きが気合いを入れて読まなければ読めるシロモノじゃない。はい、私も、途中で挫折したんです。

ユーゴは、何年も何年もあとに自分の書いた小説が、舞台化される可能性は少し考えたかもしれないが、映画やミュージカルとなって世界中で愛されることになると想像していたであろうか。ましてやマリウスを野口五郎が演じて挙句こき下ろされるなんて、そんな光景を目にしたら何を思ったかしら、と、堀川通の八重桜を見ながら思ったりもしたさ。



京都はもんのすごい観光客ラッシュである。でも一人当たりの単価は下がってるそうだ。みんなしぶちんやな。

Il faut continuer a dire NON !!!2013/11/26 11:55:07

採決が始まり、衆院国家安全保障特別委員会で委員長席に詰め寄る野党議員。左奥は森雅子特定秘密保護法案担当相=国会内で2013年11月26日午前11時13分、小出洋平撮影

<秘密保護法案>衆院特別委で可決 与党強行
毎日新聞 11月26日(火)11時38分配信

 自民、公明両党は26日朝の衆院国家安全保障特別委員会の理事会で、同日午前の特定秘密保護法案の審議終了後に採決し、同日午後の衆院本会議に緊急上程することを提案した。採決に賛成しているみんなの党を除き、慎重審議や廃案を求める民主党、日本維新の会など野党各党は反対した。また同日午前、与党と日本維新の会、みんなの党の4党による修正案に対する特別委での質疑が安倍晋三首相らが出席して行われた。与党は審議後に緊急動議を提出して起立多数で採決を強行し、与党とみんなの党の起立による賛成多数で可決した。同日中に同法案を衆院通過させる方針だ。

 安倍首相は「早期に法案が成立するよう努力する」と述べ、今国会成立への意欲を強調した。一方、維新などが求めている特定秘密指定の妥当性をチェックする第三者機関の設置については「法案成立後に内閣官房に準備室を設置し、必要な検討を始める。その検討結果を踏まえ、具体的な措置を講じる。私は設置すべきだと考えている」と述べた。維新は制度の詳細を説明するよう求めていた。

 与党側は、この日の特別委の審議が全国にテレビ中継されていることを考慮。「首相がいる場で採決を強行する姿を国民に見せてはまずい」(自民党関係者)として、質疑を終えて首相が退席した後のタイミングで採決を強行した。

 維新の国会議員団は26日午前、国対役員会などで対応を協議した。松野頼久幹事長は「なぜこんなに急ぐのか分からないという国民の声を、しっかり受け止めるべく行動していきたい」と強調。「合意に基づかない採決は応じられない。特別委(採決)は欠席になる。本会議も欠席になる」と述べた。特別委の質疑に出席した上で退席した。

 政府・与党は参院に法案を送付し、会期末の12月6日まで約1週間の「スピード審議」で成立を狙う。しかし与党内には安倍政権の強引な国会運営を懸念し、「対決型法案だけに会期延長なしで成立は難しい」(幹部)との指摘も残る。

 秘密保護法案は、特定秘密を「漏えいが安全保障に著しい支障を与えるおそれがあり、特に秘匿が必要なもの」と定義。(1)防衛(2)外交(3)特定有害活動(スパイなど)防止(4)テロ防止--の4分野で、閣僚ら行政機関の長が指定する。特定秘密を漏らした公務員は最高10年の懲役が科される。

 一方、法案には「国民の知る権利」「報道の自由」に配慮するとしているが、「著しく不当な方法」による取材は処罰対象となる。

 また、みんな、維新両党と与党の修正合意で、特定秘密の指定が30年を超える場合は内閣の承認が必要とした政府案に、60年を超えた特定秘密指定は原則解除する規定を追加。しかし暗号などの例外7項目も盛り込まれ、半永久的に不当な指定が続く可能性がなお残っている。また特定秘密の指定などを監視する第三者機関の設置検討を付則に新たに盛り込んだ。【高本耕太、阿部亮介】


※毎日新聞からの引用ついでに、少し前の記事だけどコピペ。『原発ホワイトアウト』、全国民必読書だぞ。


特集ワイド:特定秘密保護法は霞が関を劣化させる 覆面官僚作家が警告
毎日新聞 2013年11月19日 東京夕刊

「知る権利」を揺るがす特定秘密保護法案は今週、衆院を通過する見通しが強まっている。情報を独占する霞が関からはどう映るのか。9月に原発行政と電力業界の闇を描いた小説「原発ホワイトアウト」(講談社)を出版した現役キャリア官僚の覆面作家、若杉冽(れつ)さんに聞いた。【吉井理記】

首都圏某所。木枯らしが街を吹き抜ける午後、覆面官僚作家は約束の場所に時刻きっかりに現れた。あいさつもそこそこに語り始めた。

「特定秘密保護法案に『知る権利や報道に配慮する』との条文がありますね。これで喜んでいるメディアがあるなら、相当おめでたいなあ」。記者を見据える。「だって、僕らがいろんな法案の説明で議員を説得する時にやる手と同じなんですよ。『配慮』『尊重』『勘案』は独特の官僚語。僕らは事前に『この規定は慎重派の公明党さん用』『この条文は反対野党のねじ伏せ用』と、空手形のような拘束力のない努力規定・条文をカードとして用意しておき、議員の反応を見ながら切っていく。例の条文も、その程度のもの。『配慮をするつもりはない』と言っているのとほとんど同義ですね」

法案は▽防衛▽外交▽テロ防止▽スパイ防止??の4分野について、「特に秘匿を要するもの」を大臣ら行政機関の長が「特定秘密」に指定し関連文書や情報を秘密にできるようにするものだ。特定秘密にタッチできる公務員は、情報を漏らす恐れがあるかどうかを調べる「適性評価」で決める。特定秘密を漏らせば最長で懲役10年、共謀したりそそのかしたりしても5年以下の刑罰が科される。
秘密の範囲もあいまいだ。条文には「その他安全保障に関する重要なもの」など「その他」が次々に出てくる。役所にとって不都合な情報は適当な理由をつけてあれもこれも「特定秘密」にしてしまうのでは、と懸念されている。
かねての疑問をぶつけた。現行の国家・地方公務員法にも「職務上知り得た秘密は漏らしてはならない」との「守秘義務」がある。こちらは1年以下の懲役、特定秘密保護法案は最長で10年だから文字通り桁違いの厳しさではあるが、逆に言えば、刑の重さ以外はそう変わらず、むしろ官僚にとってはメディアや国民に騒がれず事を進められる便利な法案なのでは?

「とんでもない」。語気を強めた。「今の守秘義務は何が秘密か、事実上、個々の公務員の判断に委ねています。不必要に秘密を漏らせばアウトですが、仕事で必要なら他の官僚や議員とほぼ何でも相談できる。よく『役所は縦割り』と批判されますが、それを補う風通しの良さは担保され、結果的に国民への還元につながっていました」

ところが特定秘密保護法が成立してしまえば、「これは特定秘密だ」と絶対的な指示が降ってくる。「問答無用、個々の公務員に判断の余地はない。そこが最大の違いです。良い仕事をするには組織の柔軟さが不可欠。実務に携わる身としては『まともな仕事ができなくなる』という不安だけが募ります」

具体的には、霞が関で何が起こるというのか。

「政策を立案する時、部署や省庁の垣根を越えて意見を聞いたり『今こういう状況だが、当時はどうだったのでしょうか』と前任者やOBにアドバイスを求めたりすることがよくあります。政策は、多角的なクロスチェックを経てこそ磨かれますから。この法案はそれを不可能にする」

原発ムラに切り込んだ自身の小説に沿って語ってくれた。ある官僚が、原発に外部電源を送る送電鉄塔の安全基準を向上させる政策立案を担当したとする。「テロに利用される恐れのある特定秘密情報だから漏らすな」との厳命付きだ。鉄塔は山の中にもあるから、林野庁や環境省との情報交換が必須だ。現行基準が設けられた時の担当者に経緯を聞いたり、技術的な助言を得るために旧知の研究者や企業に接触したりもしたい。だが??。「お互いに公務員といってもキャリア、ノンキャリア、精通分野など千差万別。相手が特定秘密を扱う資格のある人物なのか、いちいち確認しなければならないし、外部の人たちとなると、なおさら相談しにくい。その結果、役所のごく狭い範囲の人間だけで作る独りよがりの政策になる。今の例でいえば『より安全な鉄塔』という本来の目的からも遠ざかります」

政策や法律をつくるのは官僚だけではない。官僚の腰が引ければ、普段から官僚を交えて勉強会を開き、必要な知識を蓄えている国会議員の動きも鈍る。「議員との勉強会の中から、官僚だけでは考えつかない斬新な議員立法のアイデアが生まれることがあるのです。しかし、その機会は確実に減るでしょうね」。国会は政府の提出する法案を審議するだけの場所に成り下がりかねないというのだ。

第1次安倍晋三政権時の2007年、安全保障や外交上の秘密などのうち、重要項目を「特別管理秘密」とすると定めたが、その数は41万2931件(昨年末)。政府は「絞りをかけるから(特定秘密の件数は)より少なくなる」(11日、衆院特別委での森雅子特定秘密保護法案担当相の答弁)と説明している。若杉さんはこれにも疑いを持つ。「実は昨年6月、『原子力の憲法』と言われる原子力基本法が改正され、『我が国の安全保障に資する』ことも目的にする、との文言が滑り込みました。それを根拠に原発情報を丸ごと特定秘密化することが可能になった。核燃料サイクル推進派の官僚の入れ知恵ですが、事程左様に秘密が『少なくなる』保証なんて何もないんです」

隠された「不都合な真実」を明るみに出すのは、心ある公務員とメディアの共同作業のはずだ。その際、やはり厳罰化がボディーブローのように効いてくるのは避け難いとみる。「元からまともに取材に応じない官僚は『それは懲役10年もの』とか言って記者を蹴散らすだけでしょうが、このままでは話せることは話す誠実な官僚までが怖がって何も言わなくなる。僕だって正直、ビビりますよ。特定秘密は外国からもらった情報だけにすべきです」

「原発ホワイトアウト」では、電力業界の集金・政治献金システム、電力業界に飼い慣らされた政治家と官僚の姿をリアルに描いた。「法案が通れば僕も情報を得にくくなる。もう『告発』小説を書けなくなるかも……」
そうつぶやく若杉さん。晩秋の肌寒さがさらに増したように感じた。

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「これが民主主義か」=怒号飛び交う特別委―秘密保護法案、強行採決
時事通信 11月26日(火)11時43分配信
 「数の横暴だ」「これが民主主義か」。特定秘密保護法案が衆院特別委員会で可決された26日午前、傍聴席からは激しい抗議の声が上がり、野党議員らが委員長席に詰め寄った。
 午前9時から始まった特別委には、法案に反対する市民ら約100人が傍聴に訪れた。中には約40人しか入る余裕がなく、入れ替わり立ち替わり審議を見守った。
 質疑には安倍晋三首相が出席。与党議員が「締めくくり総括と理解して質問している」などと発言すると、野党席から「していない」「それはないだろう」などとヤジが飛んだ。
 午前11時10分ごろ、首相が退席。野党議員が委員長席に詰め寄り、「数の横暴だ」「将来に禍根を残す」などと激しく抗議する中、起立採決で可決された。

Il faut dire NON !!!2013/11/26 10:46:43

昨日、ほんとうに「気まぐれ」という形容がぴったりだったが、いちにち雨だった。

傘の女性は私ではありませんのよ。

ガラケーカメラでは、雨に濡れた落ち葉の、申し訳なさげにその葉おもてに曇天を映した美しさがまったくといっていいほど伝わらないが、水を打った庭がつややかで美しいのと同じで、雨水で湿った枯葉はどことなく色っぽいのである。


肝腎なことは、声を挙げ続けることである。
とにかくあほぼんアベシンゾーと仲間たちジミントーは、前から最悪集団だったが、いままさに史上最悪のど阿呆なバイキンと化している。ちょっとやそっとの対策では増殖を防げない。壊滅させるには超強力抗菌除菌スプレー、そしてアホの感染を防ぐには特効ワクチンが要るのである。スプレーも、ワクチンも、ここでは私たちの声である。意志である。

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●秘密保護法を考える市民の会
2013年11月26日 (火)
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写真じゃわからないけど、けっこう降っている。

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日本国のすべての衆議院議員と参議院議員: 核実験反対3200万人署名のはじまり・杉並から日本全体へ、秘密保護法案の廃案を強く求めます。
署名HPはここ
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ジミントー(またの名をジタミ)が目の上のたんこぶ扱いしている憲法。いまいちど読めば、いまのアホアベ政権がすでに憲法違反政府であることは1行目から明白なのだ。


日本国憲法
(昭和二十一年十一月三日憲法)

 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

(以下抜粋)

第二章 戦争の放棄

第九条  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

第三章 国民の権利及び義務

第十三条  すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
第十四条  すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

第十章 最高法規

第九十七条  この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。


ビニール傘が写りこんじゃいました、の巻。

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●【秘密保護法案に反対の一票を!有権者を裏切らないで-署名】第二次集約11月末  
国会議員のみなさん、有権者は、あなたを見ています。秘密保護法案に反対の一票を! 緊急署名はここからお願いします

48時間緊急署名:11月21日(木)6時までに集まった署名は、33,878筆
自民、維新、みんな、民主、公明の各党の国会議員10人にあてて提出

関西選出の国会議員 地元事務所連絡先
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ナチスの手口を学べばいいなんてふざけたことを一瞬でも口にする究極のアホが副総理。ツワネ原則を「民間団体の見解」としれっと流す底なしのアホが総理。いくら違憲選挙で、真の得票数は少なかったとはいえ、わずかでもこんなど阿呆たちに投票した人たちがいるということが信じられない。

肝腎なことは声を挙げ続けることである。
今最優先で、真摯に取り組み、考え、話し、行動しなくてはならないこととはどういうことなのか。「お・も・て・な・し」ごっこや「ヒ・ミ・ツ」ごっこではないのである。

だいたい、なんなん、「お・も・て・な・し」っていまさら。ゆうてたお嬢さんに興味はないけど、この語をおめでたそうに嬉しげにもてはやすメディアの鈍感ぶりが恐ろしい。
私はオリンピック招致も反対だ。汚染されたにもかかわらず各地から旅行者が来るのはありがたいことだ。しかし、スポーツの祭典などを主催する場合ではない。そんなことに何百億円もかけている場合ではないということは、まともな日本人ならわかるはずだ。なんとか中止に追い込みたい! 各国の委員会が言えばいいんだよ、「うちの選手団の健康に配慮して東京五輪はボイコットします」
参加国ゼロなら中止だよね。

ちなみに今日は、晴れ。青空に銀杏がきれいだ。

Vraiment idiot!2013/11/25 15:26:12

(この画像のツイート)
ジャーナリスト 田中稔@minorucchu
「特定秘密」を指定する行政機関の長とは、こんなに多かったのか。本日、山本太郎議員の質問主意書に対して安倍首相が回答した。本当にオイオイ、だね
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……脱力。ほんまに、阿呆につける薬、あらへんわ。

この法案に賛成という人が、アホアベ一味以外に、一般国民の中に存在するということが信じられない。ねえ、まじめに考えてる?

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●Japan Subculture Research Center
“What are the criteria of these possible secrets?”
“Well…it’s a secret.”
Japan’s Kafkaesque Special Secret Protection Bill threatens to destroy freedom of speech
「秘密になるかもしれないという情報の基準は何ですか?」「えーと、それは秘密です」日本のカフカ的な特定秘密保護法が言論の自由破壊の脅威となる
http://www.japansubculture.com/what-are-the-criteria-of-these-possible-secrets-wellits-a-secret-japans-kafkaesque-special-secret-protection-bill-threatens-to-destroy-freedom/
Posted by Nathalie-Kyoko Stucky and Jake Adelstein on Thursday, November 14, 2013
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ほかの国に笑われたって、この際、いまさら、べつにいいけどさ。
笑われても煙たがられても嫌われても、少なくともこの地に住む自分たち自身にとって「まともな共同体」でありたい、と思うやん。大多数がそう思っているはずやん。なんでアホアベ一味が政府にいるわけ? むかつくわあ違憲政府め。

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■ こんなことで、いいのだろうか 秘密保護法案 / 日本版NSC
http://osakanet.web.fc2.com/himituhogohou/ikensyo2.html
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内田樹 @levinassien
批評性というのは「暴れん坊な知性」のことだと藤村さんが言ってましたけれど、これは僕がつねづね申し上げていることと同じだと思います。「定型に収めようとする抑圧に対する反発」と「広々とした射程」がないと批評は成立しませんから。

内田樹 @levinassien
打ち上げのとき、藤村さんから「いま一つだけ法律を作っていいと言ったら、どんな法律を作りますか」と質問されました。藤村さんの答えは「鎖国」。僕の答えは「廃県置藩」。グローバル化に対する危機感、サイズの小さな共同体の再建ということをふたりとも考えていました。不思議な符合。

内田樹 @levinassien
佐藤学先生から「特定秘密保護法案に反対する学者のアピール」賛同者に加わって欲しいという要請が来ました。もちろん賛同しました。28日の記者会見で発表されるそうです。これだけ世論が反対しているのに、それとはまるで無関係に国会は法案成立に向かって動いています。

内田樹 @levinassien
どうして議員たちがこんなに世論に鈍感でいられるのかといえば「当分選挙がないから」です。それだけ。来月選挙があるなら「こんなこと」はできません。次の選挙(うまくすれば3年後)までには法案に反対したことを有権者たちはころっと忘れて、また自民党に投票するだろうと思っている。

内田樹 @levinassien
有権者にできることは、これからあとのすべての選挙で特定秘密保護法案に賛成した政党の候補者を全員落とし続けることです。それ以外に民意と官邸のあいだを架橋する方法はありません。民意を侮ると痛烈な反撃を受けるということを統治者に知らしめなければなりません。

内田樹 @levinassien
JAからの依頼原稿があるのを忘れてました。「農業について」4800字、さらさら。食文化とは「他集団から見るとゴミにしか見えないものを食べることで資源を分散し、生き延びる確率を高めるための生存戦略」であるというお話を書きましたところでお昼ご飯。ルマンのサンドイッチです。

内田樹 @levinassien
安定的に食糧を確保するもっとも適切な方法は「他人が食べないものを食べる」ことです。そのために人類は主食となる植物をずらし、不可食物の可食化の技術を「秘儀」化し、主食には発酵物(他人からは「腐敗しているので食えない」としか思えない臭気)をまぶして来たのでした
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発酵食品は、免疫力アップに効くよ。我が家でも毎日何らかの発酵食品をいただくよう心掛けている。残念ながら納豆は全員嫌いだけどね。バイキンみたいなアホアベ違憲政府の、汚い細菌に感染してアホになったら人間としておしまいや。

ほんまに、おしまいやでアホボケカスー

Ils savaient tout. Mais ils n'avaient pas le dit. C'est dure. Ils sont absolument responsable, je crois.2013/03/05 13:19:19


また、3月11日がやってくる。
もう、2年も経つのですね。
生きていかなくちゃならないし、よりよく生きていきたいと誰もが思う。よりよく生きていくための道筋が幾とおりか示されて、選択の幅や余地があるなら選ぶ本人にも若干の責任はあるけれど、いまあるのは選択肢のないぎりぎりの生。「こうするしかしょうがない」という条件的に底をついたかたちでの、我慢を強いられての、生。ならば、せめて、法律をつくったり変えたりする立場、制度を整える立場にある人々が、ひとりひとりの生きにくさや生きづらさの軽減のために、もっと誠実に働いてほしいと思うのだけど。

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2013-03-05
〔イアン・アッシュさん 2011・3・15 東京 停電の暗闇の中からの映像レポート〕 3・14の記者会見で日本の放射線医学の専門家は在京に外国人に、こうアドバイスしていた、「できるなら日本から逃げたほうがいい!」
「机の上の空 大沼安史の個人新聞」より
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2013/03/post-65ee.html

動画はここです。イアンさんのサイトへのリンクもあります。
https://www.youtube.com/watch?v=S4j4C9nixic

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医師たちは最初から「やばい」とわかってたんだよね。なのに言わなかったし、今も言わない。医師としての良心がどこにあるのかって話になってきちゃう。放射線医学の分野に従事する人たちが、もっと積極的に発言してほしかったと、今でも思う。医療で放射線を扱う人たちだからこそ、その発言には説得力があったはず。高度先進医療のニーズも高まっているこのご時世、みんなが放射線を怖がったら困るとでも思ったのかな。広島、長崎の原爆被爆者や、チェルノブイリの被曝者治療にあたってきた医師たちの発言とはまるで正反対の見解しか出さなかった。その罪は重いよ。
「だいじょぶだいじょぶ、どうってことない」
それは彼ら自身の信念かもしれないけど、もし、ほんのわずかでも「危険かも」と思ったのならきちんと発言してほしかった。ガイジン向けの会見でぽそっと言うだけじゃなくて。なんでガイジンには逃げろと言って福島の人には言ってくれなかったのか。
その罪はほんとうに重いよ。

私もそうだけど、基本的に、医師の言うことは絶対であり、信じたい、みたいな「医師性善説」がこの国にはあるよね。権威に任せて好きなこと言っている某山下とかをいまだ信奉している人々もいるわけだから。でも、そのことに胡坐をかくなと言いたいよ。
まあねえ、実際、こんなことにならなかったら某山下はそれはそれは立派な大先生のまま生涯を終えることができたでしょうよ。ふん。

良心ある医師が、危険や悪影響について自身の知見をはっきり言えない事情を抱えているとしたら、その医師の問題ではなくこの国の医療界に巣食うビョーキのせいだよね。まあねーこんなこと言ったらミもフタもないけど、医療界+製薬業界+お役所+大手メディア&広告代理店っていわゆるムラだもんね。花粉症利権もしかり、だし。原子力ムラともムラどうし仲良しのはずだし。


こちらにも同感です。

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何故、医師としての被曝対応が、日本の医者はできないのか。首都圏スポーツ関係男性に相次ぐ突然死。
2013-03-05 06:43:23 

ずっと思っていたことを書きます。僕は、バンダジェフスキー博士を来日させた時も、ずっと思っていました。そこに集まる医師たちの大半はなんなんのか。彼らは何がしたくて、集っているのか。

カルディコット博士の後も感じています。

最初から、来ないタイプの医師は論外とおもっています。少なくとも、本人の知見をきちんと確認すべきなのに。

もちろん、そうして集っている医師の方が、被曝問題を認識はしています。でも、それだけです。それで、いろんなデータを探して、集めて、この問題の批評をおこないたがっている人たちが多いです。

どちらかというと、放射能の問題に関心がある医師としての立場が大切なのかという方が多いです。

批評がただ悪いとは言いません。でも、そんなことは、汚染地では二の次だろうと僕は思います。汚染地である以上、健康被害が実際におきているのかどうかを、診ていくしかありません。細かく、一人一人の患者をチェックし、チェルノブイリ後に、ヨーロッパの医療機関がとってきたような、スクリーニング感覚を現実の患者たちに対応していくしかないと思います。まず、リスクを避けるためには、それしか医療的な対応はありません。

この被曝という時代に、これは、被曝なのかどうかというご高説をのたまうよりも、被曝症状に類似する可能性がある健康症状を、被曝影響かを前提として、考え続けるしかないと思います。被曝影響という要素を加えて、患者に向き合うしかありません。そうして初めて、患者への対応がうまくいくのが、被曝後、この時代の在り形と思います。

そして、そういうふうに立ち向かっている医師が、首都圏で圧倒的に少ない現実に驚かされます。

反原発の医師の中には、被曝影響を認めない人は確実にいます。それどころか、チェルノブイリで救援的な動きをした医者の中にも、今回の被曝を軽視しようとする感覚が強い事例があります。

本来、こんな悠長なことをしている時間の余裕はありません。

まず目の前の患者を確認してください。おかしな事態が起きているのかどうかをきちんと確認してください。

診療行為の中で、患者の肉体を見続けると、思わぬひび割れが目につくのかどうかということです。悪い兆候を見落とさないで下さい。あなたたち1人1人に、そういう医療をすすめて欲しいのですが。残念ながら、日本の医師は教わっていないことに鈍感で、踏み出そうとはしません。それよりも、プライドやデータ情報が優先します。

今の日本の被ばく状態が、どうなってくるかという、現場のつきつめの方が大切なんです。二次的な情報の評価などどうでもよいです。それよりも、目の前の状況を精査できるのかどうか。その現場感覚で、考えながら診察にあたる医師がどのくらい日本に存在するのか。

僕はこれが悲観的になりがちです。ごめんなさい。
(後略)

木下黄太のブログ「福島第一原発を考えます」より
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/b938fa74a2bfec0df539b4a49fa7f35a?fm=rss

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先日、ウチの近所にも回ってきていた空き缶回収のおっちゃんが逮捕されたのよ。「空き缶回収のおっちゃん」とはつまり、ホームレスで、回収した空き缶をアルミ再生工場へ持ち込んでわずかな収入を得て生きる糧にしている人のこと。ああいうのにも「縄張り」があるみたいで、ウチの近所にはいつもおんなじおっちゃんが来てたんだよね。我がまちでは、資源ごみの回収はいくつかに日程が分かれてて、普通のプラゴミ回収の日とは別に「ペットボトル+アルミ缶+スチール缶」の日がある。その日に、各家庭からゴミが出されて回収車が来るまでの数十分のあいだに、アルミ缶だけを、出されたゴミ袋から抜き取っていく。たいへんな仕事だ(笑)。そうしないと生きていけないわけだし、またあるいは、それが彼の選択とはいえ、ね。一度その手際を見たことがあるけど、みごとなもんよ。ぐずぐずしてたら回収されちゃうしね。
でもある時京都市はそれを禁止する条例だか法律だか、とにかく規則をつくったのよ。それは京都市の環境局がやりまっさかい、一般の人は、よそんちのゴミに手え出さんといてって。一般の人って、アンタ、ホームレスさんしかしてへんねん、そんなん。つまり、ホームレスさんからわずかな生きる糧を奪った挙句、逮捕。
京都市の役人って、京都府警の警官って、そんなに偉いのかい?
正確には、規則に違反して空き缶集めてたおっちゃんに注意した役人に、おっちゃんが楯突いたので、役人が通報して、公務執行妨害とやらで逮捕されたの。
ウチの近所の人が言うには、「たしかにあのおっちゃん、ちょっと態度悪かったしな、横柄やったしな。役人から目えつけられとったで、前から」。
回収した空き缶をいっぱい荷台に積んで、さびた自転車をキーコキーコこぐおっちゃんたちの姿は、すっかりなくなった。

鴨川河川敷の整備が進んで、きれいになりつつあるけれど、橋の下のダンボールハウスで暮らしていた人たちはどこへ追われたのだろう。

ホントに、弱い立場にある人たちに冷たいよね、この国。
国民もね。