ニャンてこった! ― 2007/01/15 11:14:03
獣医さんいわく、猫ちゃんにはよくある病気なんですよ、だからほら、予防のためのフードもこんなに充実してるんです。
食事療法用のフードサンプル8種・各1袋をもらった。
ひとつには、寒いのがいけないらしい。
寒いと温かいところから動くのが億劫だ。
トイレに行きたいなと思っても、寒いところへ動くのがイヤだから我慢する。
そういうのが重なって膀胱炎になるらしい。
しかしウチの猫はいつも居間にいて、トイレも居間にある。
我が家は古民家だから、暖房の効きはよくない。
ガラス障子の向こうは冷気がピシッ……だけど、おみゃーはそこへはいかないじゃんかよ、おみゃーはいっつもこたつのなかにいるじゃんかよ。
ひとつには、トイレの衛生状態が重要らしい。
汚いとばい菌が発生する(そりゃそうだ)。
猫砂がばい菌だらけになり、行き来してるうちに猫のお尻にうつって悪さをする。
炎症が起こって膀胱炎になる。
しかし猫のトイレは居間にあるから、臭いのはイヤだから、私たちは実にこまめにネコさまのトイレ掃除をして差し上げてたんざますよ。高性能な猫砂を選びそれを惜しげもなく消費してきたざますよ、ネコさま。いつもトイレはきれいでしたでしょ、ネコさま。
だったら野良猫たちはどうしているんだろうと、私は町で見かける猫たちに思いを馳せる。勤務先の中庭にはよく野良猫が来る。野生の目をした、顔や耳に傷のある、痩せた猫たち。彼らはとても、頑丈そうだ。空腹や風雪に耐えて生き抜いている。膀胱炎ニャんかにニャってられるか、てとこだろうな。
愛猫に注射器で0.5mlの薬を飲ませながら、ニャンて世の中だろうねえ、おみゃーの治療費に6000円も払ったよ、ニャンてこったいよーとかぶつくさ言ってると、娘が横で「もしかして、ダジャレゆってる?」。
それにしても、猫の様子がおかしいと見るや、慌てて救急受付をしている獣医院を探し電話をかけまくり、車を走らせた私。娘が乳幼児だった頃と同じ行動である。やれやれ。おみゃーもかけがえのない家族ニャンだニャー。